
はじめに:AEROX 155後編で話したかったこと

はいどうも、トッサンです。
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AEROX 155
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今回はAEROX 155の後編ってことで、峠のコーナーリング、ブレーキ、乗車姿勢、積載、燃費まで、8時間乗って感じたところをまとめていきます。

先に一言で言うと、速いし楽しい、でもしっかり疲れる、ですかね。
このバイク、良いところと気になるところがめちゃくちゃハッキリしてるので、逆に買う理由は決めやすい車体やなって思いました。

系譜・型式の整理: ヤマハ アエロックス155の歴史
コーナーリングとハンドリング:ここが一番の魅力

まずコーナーリングなんですけど、ここはやっぱり魅力ですね。
倒し込みでバンク角がしっかり稼げるので、スクーターでここまで寝かせられるんやっていう驚きがありました。
ただ軽いからヒラヒラしてるっていうより、車体設計そのものがスポーティ寄りなんやなっていう感覚です。

車体の重たい部分が中央に集まってる感じで、自分でコントロールしてる感覚がかなり強いです。

よくあるスクーターの、船みたいに大きく曲げる感じより、もうちょいマニュアル車に近い走らせ方ができるんですよね。
切り返しはかなり軽快で、スラローム的な動きもやりやすかったです。
小径スクーターでたまに出る、コーナー途中で変に立ち上がる感じとか、前後がちぐはぐな感じはかなり少なかったです。

フロントの接地感もリアの追従もバランスがよくて、跳ねが続かずにすっと収束する感覚は好印象でした。

70キロで荒れた路面に入ると突き上げはさすがに来るんですけど、それでも破綻する感じじゃなかったですね。
ハンドルのブレ感も少なくて、剛性は高いなと感じました。
しかも重ハンドルってわけじゃないので、スポーティなのに扱いにくくない、ここはかなり良かったです。

ブレーキと高速域:安心感はある、でも万能ではない

ブレーキは扱いやすいです。
ただ、タッチはもう少しカチッとしててもいいかなっていうのが正直なところです。
強めに握ってもノーズダイブがドンと出る感じは少なくて、姿勢は安定してました。
フロントだけで60キロから強めに握っても、ガツンと起き上がる感じは出にくかったです。

リアだけ強めに使うとさすがに滑る場面はありましたけど、前後を普通に使えば制動力が足りないって感じはなかったですね。

ABSの介入感は今回かなり強く試しても分かりにくくて、ここはもう少し検証したかった部分です。
あと高速の印象ですけど、60〜80キロはかなり快適です。
80〜90キロ巡航までは直進安定性も高くて、余力も残ってる感覚がありました。
擬似シフトダウンを使うと、合流や追い越しで80から100まで持っていく動きは作りやすいです。

ただ100キロを超えると一気にしんどさが出ますね。
回転は高くなるし、防風は弱めなので風圧と音で体力を持っていかれます。
ミラーのブレやフットステップの振動も出てくるので、速さはあるけど巡航がラクってタイプではないです。
なので高速は「行けるけど得意分野ではない」、街中〜中速域が一番おいしい、という印象でした。

8時間乗って出た疲労:足つきは良い、でも上半身と下半身にクセあり

身長182cmで足つきは問題なし、かかとまで普通につきました。
シート高790mmって数字だけ見ると高そうなんですけど、前側が絞られてるので足は出しやすいです。

腰と背中は8時間走っても大崩れしなかったんですけど、肩と首は5時間を超えたあたりでかなり来ましたね。

理由はシンプルで、ハンドル位置が低いです。
無意識に前傾気味になって、さらにメーターとミラーも低い位置なので、確認のたびに首が下向きになるんですよ。
これが積み重なって、後半は首肩の疲労がはっきり出ました。
手首は意外と問題なかったです。
足元は弱点ですね。
フットステップが実測40cmで、斜めに逃がせるスペースも少ないので、足を伸ばして休ませる余地が小さいです。

自分の足サイズだと窮屈さを感じる場面が何回かありました。
シートはスクーターとしては固めで、1時間くらいでお尻の痛みは出ました。
スポーティなパッケージや積載とのトレードオフは理解できるんですけど、長距離快適仕様ではないなって感じです。

このへんはまさに「速いけど疲れる」に直結する部分ですね。

積載・装備・使い勝手:良い工夫もあるし、割り切りもある

積載まわりは、期待しすぎなければちゃんと使える印象です。
コンビニフックはないです。
ただ左の収納はスマホが入りやすい形で、Type-C充電を使いながら雨を避けて運用できるのは実用的でした。
シート下はヘルメットの種類によっては厳しいです。
フルフェイスは入らなかったんですけど、小物ケースやポーチ系はまだ余裕がありました。

面白かったのがシート下の熱のこもりにくさで、長時間走ったあとでも入れてた飲み物が熱くなりにくかったです。
ここは地味に嬉しいポイントでしたね。
メーターはかなり見やすいです。
炎天下でもトンネル内でも視認しやすくて、情報量も十分でした。
モード切替、トリップ、平均燃費、瞬間燃費、バッテリー表示あたりまで見れるので、機能面の不満は少ないです。

一方で、ボタンまわりは最初ちょっと戸惑いました。
モード切替やシフトダウンの位置に慣れるまでは、押し間違いが出る人もいると思います。

タンデムとセンタースタンドまわりは、正直ちょっとクセあります。
握る場所が分かりにくくて、最初は「どこ掴むねん」ってなりやすいです。
慣れればいけるんですけど、サイドスタンドの方が気楽に扱えるなとは思いました。

実走メモ(数値系)

- シート高:790mm
- タンク容量:5.5L
- USB電源:Type-C 15W
- 実走平均燃費:40.4km/L(8月・34度前後・高回転多用)
- 最高速実測:115km/h
- GPS誤差:3km/h
- 給油警告点灯目安:170〜180km付近
- フットステップ長(実測):40cm

燃費と航続距離:燃費は優秀、でも距離は短め

燃費は正直すごいです。
かなり回して、擬似シフトダウンも多用して、それでも40.4km/Lは優秀でした。
加速寄りのキャラでここまで走るのは、率直にびっくりしましたね。
ただ、航続距離は別の話です。
5.5Lタンクなので、燃費が良くても給油タイミングは早めに来ます。
170〜180kmあたりで警告が来る動きは、実際走るとやっぱ早いなって感じます。

遠出で距離をつなぐときは、ガソリンスタンドの位置を先に見ておく方が安心です。
なので「燃費の数字は良い、でも1回で走れる距離は短い」、ここはセットで理解しておくと後悔しにくいです。

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総合評価


総合で言うと、AEROX 155はめちゃくちゃ尖ってて面白いスクーターです。
中速域の加速、コーナーでの倒し込み、車体コントロール感、この3つはかなり強いです。


スポーツモードと擬似シフトダウンを使ったときのキャラ変も分かりやすくて、乗っててテンションが上がる車体でした。
その代わり、長時間の快適性はしっかり犠牲になってます。
首肩の疲労、足元の自由度、シートの硬さ、高速100キロ超からのしんどさ、このへんは無視できないです。


だからこそ、合う人にはすごく合うし、合わない人にはハッキリ合わない、そういう一台ですね。


個人的には、街乗りとワインディングを楽しみたい人、速さと操作感を重視したい人にはかなり刺さると思います。
逆に、長距離をとにかくラクに走りたい人は、別の選択肢も並べて比較した方が満足度は上がるかなと。


速い、楽しい、でも疲れる。
この一言が、8時間乗った結論です。








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