
今年のRayZR Street Rally 125、まず何が変わったか

はいどうも、トッサンです。今回は2027年モデルとして発表されたヤマハ RayZR Street Rally 125、ここを整理していきます。
このモデル、去年から追ってたんですけども、今年しっかり新型として情報が出てきましたね。
いちばん分かりやすい変化は、やっぱりTFTモデルの追加かなと。ここ数年見てても、まさかこのクラスにフルカラー液晶が来るとは、正直ちょっとびっくりしました。
一方で、名前の印象と実際の車体のキャラは、やっぱりかなり独特です。シグナスって聞いて想像する方向とは、だいぶ違うスクーターなんですよね。
なので今回も「シグナスの派生」として見るより、別物の軽量スクーターとして見たほうが、理解しやすいかなと思ってます。

カラーと見た目、Street Rallyらしさ

まずカラーですけど、TFTモデルはマットチタンとマットブラックの2色。
LCDモデルはグレーとマットブラックの2色展開になってます。
見た目でStreet Rallyっぽさを作ってるのは、ナックルカバーと、あとフロントまわりの雰囲気ですね。
それと個人的におもしろいなと思ったのが、金属製プレートの採用です。
最近だとスズキのアドレス125でも金属っぽい流れが見えてきてて、ここはインド発のモデルに共通する空気感があるんですよね。
今までスクーターって、カウルは基本プラスチックで、紫外線でだんだん色が抜けていく、みたいなのが当たり前だったじゃないですか。
でもこういう流れを見てると、将来的に「外装の一部は金属が普通」みたいな時代が来るのかもしれないな、というのは感じますね。
あとRay系は、神戸で見たのが最後で、大阪ではほんと見かけないです。人気うんぬんより、そもそも正規販売の状況が厳しいっていう現実が大きいかなと思います。

スペックを見て感じたこと

ここは数字をそのまま押さえつつ、実際どう見えるかを話していきます。
| 車両重量 | 99kg |
|---|---|
| エンジン形式 | 空冷単気筒SOHC |
| 最高出力 | 8.2馬力 |
| フロントブレーキ | 1ポット油圧式 |
| リアブレーキ | ドラム |
| フロントタイヤ | 90 ↔ 90-10 |
| リアタイヤ | 110 ↔ 90-10 |
| シート下容量 | 21L |
まず99kgって、やっぱり軽いです。取り回しの気楽さは、この数字だけでもだいぶ想像できますね。
ただ、パワーは8.2馬力なので、刺激強めの走りを期待して買うバイクではないかなと。
ここはもう性格がハッキリしてて、街中の足として軽く使う方向、フラットフロアの使い勝手を重視する方向、そこに振ってる感じです。
タイヤサイズも10インチですし、見た目のスポーティさと中身の実用寄りバランス、そのギャップがこのモデルの特徴かなと思います。
リアドラムに関しては、割り切りポイントですね。価格やキャラを考えると納得できるけど、装備だけ見て豪華だと思って入ると、ちょっと温度差は出るかもしれません。
メットイン21Lは、体感としては「110クラスと大差ないな」という印象です。ここに過剰な期待はしないほうがいいですね。

装備まわり:ハイブリッド、SMG、UBS、デイライト

装備はこのクラスにしては、かなり情報量があります。
| エンジン | 空冷Blue Core |
|---|---|
| 機構 | 簡易ハイブリッド |
| 機構 | SMG(スマートモータージェネレーター) |
| 制動システム | UBSコンビブレーキ |
| 機能 | アイドリングストップ |
| キャリパー | ニッシン |
| 灯火類 | LEDヘッドライト |
| 灯火類 | デイライト |
| 連携 | Y-Connect対応 |
| 機能 | パッシング機能 |
このへん、カタログ上はかなり魅力的に見えると思います。
ただ、アシスト機能については、個人的には過信しないほうがいいかなという立場です。
同系統のモデルで感じたのもあって、「めちゃくちゃ走りが変わる」みたいな期待をすると、ちょっと違うかもしれないですね。
どちらかというと、日常での扱いやすさや、ストップ&ゴーの気持ちよさを少し底上げする方向、と見ておくのがちょうどいいかなと。
一方でデイライト採用は、見た目の印象も安全面のわかりやすさもあって、Street Rallyのキャラにちゃんと合ってると思います。
ポジションランプより明るいので、存在感はしっかり出ますし、ラリー感の演出としても効いてますね。

TFTモデル追加、ここは今年いちばんのニュース

今回の目玉はやっぱりここです。TFTモデルでフルカラー液晶メーターが入ってきました。
| メーター | フルカラー液晶 |
|---|---|
| 連携 | スマホ連携対応 |
| 機能 | アンサーバック機能 |
このメーター形状、見慣れた感じとちょっと違ってて、新型っぽさはかなりあります。
他モデルとの共用かどうかは気になるところですけど、少なくとも「廉価スクーターの表示」から一段上げてきた空気はありますね。
実際、同じヤマハ系でも上位グレードにフルカラーが入る流れが出てきてるので、RayZRだけの突然変異ではなく、全体トレンドとして見ていいと思います。
で、ここからが国内目線で悩ましいところなんですけども、この装備のまま入ってくるかと言われると、正直かなり微妙です。
理由はシンプルで、上位装備を積むほど価格が上がるからですね。
RayZRって、最初に相場を追ってた時期は新品でも20万円前後の印象があって、そこが魅力だったんですよ。
でもTFTや上位機能をそのまま入れると、当然その価格感は崩れてくるので、「安くて気軽」っていう立ち位置と衝突しやすいです。

国内はどう見るか、今の時点の現実的な判断

ここは期待と現実を分けて見たほうがいいです。
まず、RayZR Street Rallyそのものは、国内で誰でも普通に買える流れでは今のところないです。
なので「この新型がそのまま正規で来る」と決め打ちするのは、ちょっと危ないかなと。
逆に言うと、装備や価格のバランスをどう着地させるか次第で、国内での見え方は一気に変わるモデルでもあります。
軽くてフラットフロアで、日常用途に振ったキャラは明確なので、刺さる人には刺さるんですよね。
ただ、走りの刺激を優先したい人は、別軸で見たほうが後悔しにくいと思います。
実際、同じスクーターでもアドレナリンが出る方向は別にあって、そこは乗り比べるとハッキリ分かれます。
このあと8月31日にシグナスXの新型にも乗る予定なので、そことの感触比較は、かなり参考になるはずです。
東京での乗車になるので移動は大変なんですけども、そのぶん実走で見えるところまで持って帰って、9月初旬に出せるようにしていきます。

まとめ
2027年のRayZR Street Rally 125は、軽量ボディと実用キャラをベースにしながら、TFT追加で一段アップデートしてきた、というのが全体像ですね。
数字だけ見ると地味に見える部分もあるんですけど、99kgの軽さ、フラットフロア、日常向け装備の積み方は、やっぱりこのモデルならではです。
一方で、アシスト機能や上位装備に夢を乗せすぎると、体感とのギャップは出やすいかなと思います。
なのでおすすめの見方としては、「街で扱いやすい相棒としてどうか」を軸にして、そこにTFTや連携機能をプラス評価する、これがいちばんズレないです。
国内導入については、現時点では期待しすぎず、でも情報は追い続ける、くらいがちょうどいいですね。
今年のRayZRは、派手なフルモデルチェンジというより、キャラを保ったまま装備で時代に合わせてきた一台。ここをどう評価するかで、かなり印象が変わるモデルだと思います。
引き続き、実車で確認できる情報は追っていきます。シグナスX試乗後の比較も含めて、次の判断材料につなげていきましょう。

