日本市場にようやく導入された125ccTFT液晶フルカラーメーター
ようやく乗れました。CB125R。ツーリング先はしまなみ海道で、8時間レンタルと短いながらも楽しめたのですが、やはり今回は走行面というよりCB125Rの新機能「TFT液晶メーター」「4wayセレクトスイッチ」の感想を中心にまとめていきます。
今後、今年だけでもHONDAから発売された新型はこのメーター、セレクトスイッチがどんどん導入されているので共通部品のため参考にもなるのかなぁと思います。
TFT液晶メーターの機能と感想
5インチのTFT液晶メーターでフルカラー。ようやく日本のメーカーでも日本市場に登場しました。私の記憶だと、KTM DUKE125が日本で販売されているフルカラー液晶で以前乗車しました。
乗車したのは3年前。2021年でしたので、当時はこのようなメーターの125ccがなかったので「流石外車~」と思ってました。
では、率直なCB125Rのメーターの感想ですが「見やすい」「機能豊富」です。
見やすい
メーカーの製品カタログページを見ると
綺麗に映ってますが、バイクなので炎天下の中、トンネルの中走るので実際に見づらかったら…
ラッキーなことに走行中は雨、曇りその後、虹が出て快晴と様々なシチュエーションでメーターを拝見できましたが、見やすかったです。
理由としては
- メーターがシンプルに明るい
- 液晶周りは反射するが、メーターはあまり反射しなかった
また、3パターンの配置も切り替えれましたがこれも面白い。
バー配置
シンプル配置
サークル配置
全部使ってみましたが、サークルとバーが面白いです。やはり高回転型エンジンなのでタコメーターがググっと動いたりする動きがいいんですよね。低回転で粘るエンジンとは違った良さがある、CB125Rですが
その分6000~9000rpmほどを何度も行ったり来たりするので、メーターを見てても面白かったです。そういう意味では、シンプルメーターは本当簡素です。
機能について
セレクトスイッチを右側に倒すと、まずは簡易的な表示切替、確認ができます。
TRIP A/B 、長押しでTRIPをリセット、ODDメーターもありました。TRIP A/B の消費燃費、平均速度も表示できました
機能1
- シフトタイミングを知らせるシフトアップインジケーター機能
- 任意の回転数で点滅設定が行えるタコメーターピークホールド機能
この調節が機能から行えます。
機能2 ディスプレイ
- さきほど紹介したメーター、サークルなどのタイプ変更
- 明るさ変更
- 背景の変更
これらが調節可能です。
動画中には登場しますが、この明るさ自動調節機能がちょっと厄介かも。「お、これええやん」と思って手動から自動に切り替えました。
機能としては、メーターの背景が白になったり、黒になったりします。明るい時は、白。夜は、黒です。
明らかに日が落ちるとずっと黒なんですが、自分でちょっとメーターに影ができたりできなかったりすると白→黒→白のメーター背景切り替えループが発生。目がちかちかするので手動に戻しました。
機能3 全般
日時、言語の切り替えが可能。グローバルモデルなので色んな言語に対応しているのでしょう。
機能4 サービス
あまりメンテ時以外は操作しないようなニッチな項目です。
4wayセレクトスイッチ
このスイッチですが、あえて冬に厚い手袋で操作してやろうという尖った気持ちで操作しましたが、これも操作しやすかった。
どんな操作感覚かというと、ゲームのコントローラーみたいな感じ。ゲームキューブとかプレステとかの3Dスティックみたいにぐりぐり360度回転できました。
実際は4wayなので上下左右しか判定されませんが、スイッチというよりスティックぽかった。
最初は、この小さな矢印の部分しか触れないのかと思いましたが、このボタン全部を倒せるので操作は楽です。
このスイッチ右、左に倒してると方向指示器みたいな感覚になるので押し間違いするのは内緒。
走行編
以前とエンジンが変わってないのかと思いきや、12Nm⇒11Nmになっているのが今回のモデルです。
トルクが落ちたからなのか、フィーリングとしては低回転~中回転でのトルクの感じ方が落ちた気がします。というのも、以前のモデルはもうちょっと低回転でも粘ってくれるような印象もあった気もします。
6000rpm~9000rpmの加速感、トルクは以前として気持ちのいい走りなので走行中は1~6速でどんどんギアチェンジをして楽しめました。
最高速
トルクは落ちたというのはカタログに載っ ていますが、最高出力はどうでしょう。夢の話をすると以前の車体は軽く110km/hまで行ったのですが、1kmはあろう直線を加速させても100km/hに到達するかどうか。
あくまでサーキットではない夢の話なので信じるかどうかはお任せしますが、最高出力が落ちたというよりも電子制御の変更なのかもしれません。リミッターでも日本版は設けられているのでしょうか…
どちらにせよここまで速度出せるなら、違法でなければ高速も余裕の車種なのであまり気になることでもないかと。
灯火類
ヘッドライトは丸形でレトロ感を演出しつつ、LED
方向指示器もLEDになっています。
気になったのはセレクトスイッチですが、これもLEDなのか夜間光ってました。ちょっとカッコイイ。
ブレーキと足回り
125ccでは珍しい、対向型の2POTディスクブレーキを採用。操作のしやすさもありますが、カッコイイのが良い所。IMU付ABS搭載。
リアは1POTの片持ちディスクブレーキ。cb125rの良い所はこの扱い易いブレーキと足回りだと個人的には久しぶりに乗って思いました。
125ccという車種の性質上街乗り重視なので、小回りのききやすさ、そして扱い易いブレーキ。特に感じるのはフロントブレーキをかけた時に路面とタイヤの接地感。
125ccとしてはなかなか得られないフィーリングだと思います。
後は、激しい凹凸、速度が出ている航続時でのフロントフォークの動きが中でも素晴らしい。減衰が高速で走っていても街乗りで感じれました。
CB125Rのスイングアームはピボット部が結構前にありますし、ショートマフラーも印象的。リアはボアサスペンションを使用しておりますの集中化。コンパクトな車体で17インチタイヤを履いますが、小回りが利くので市街地走行に向いているなぁと。
リアに関しては調節可能なショックアブソーバーではないので、65kgの私が乗ると安定した印象でしたがやはり体重の違いで感じ方は違うかも。
足つき
詳しい足つきは動画にしています。
182cmが乗ると足つきは余裕で踵もつきます。180cm以上の方は足つきは余裕でしょう。最近健康診断で計ると182.5ありましたが面倒なので182cmにしておきます。
テーパーハンドル
そもそもフロントフォークがSHOWA SFF-BPを採用しており125ccとは思えない接地感を演出。おかげで安心してネイキッドタイプらしいゆったりツーリングもできます。
あくまで主観ですが、cb125rのハンドルポジションは結構お気に入り。ハンドルの位置が絶妙で、低すぎても掌に体重が乗るので痛くなりやすいですし、高すぎると疲れたり。近いと窮屈に感じたり、遠いと転回する時に小指が離れます。
絶妙な距離です。
マフラー音
cb125rの場合は高めの音がするので、この点も楽しめるポイント。
まとめ
HONDAの導入したメーターがかなり見やすかったので乗ってみて非常に満足した反面、低回転~中回転のトルクが落ちたのか高回転にして、シフトチェンジをスパスパすると
楽しめるなぁといった印象。
最高速度も明らかに落ちた。というよりは制御されているのでしょうが。この点どう考えるかで旧モデル、新モデルの購入を検討する参考になればと思います。
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