バーグマンストリート125EXとPCXとNMAX乗車してみた結果の比較

HONDA

感想:ようやく各社プレミアスクーターが出そろった

結論と行きたいところなのだが、後発のSUZUKIのバーグマンストリート125EXをようやく乗車して荷物を載せてみたりしてみて感じたことはやかり各スクーター良い所がはっきりした。

ここでは各スクーターの尖ってる良い所と悪い所をオーナーのYoutubeコメントと私の乗車体験を踏まえてのレビューになる。

レビューに入る前にPCXとNMAX、バーグマンストリート125EXの目立った点を黄色のマーカー。そして比較した時に一番低い数字に赤マーカーをしてみた。

PCX
車名・型式 ホンダ・2BJ-JK05
全長(mm) 1,935
全幅(mm) 740
全高(mm) 1,105
軸距(mm) 1,315
最低地上高(mm) 135
シート高(mm) 764
車両重量(kg) 132
乗車定員(人) 2
燃料消費率*1
(km/L)
国土交通省届出値:
定地燃費値*2
(km/h)
55.0(60)〈2名乗車時〉
WMTCモード値
(クラス)*3
47.4(クラス 1)〈1名乗車時〉
最小回転半径 1.9
エンジン型式 JK05E
エンジン種類 水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
総排気量(cm³) 124
内径×行程(mm) 53.5×55.5
圧縮比 11.5
最高出力(kW[PS]/rpm) 9.2[12.5]/8,750
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 12[1.2]/6,500
始動方式 セルフ式
燃料供給装置形式 電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
点火装置形式 フルトランジスタ式バッテリー点火
燃料タンク容量(L) 8.1
変速機形式 無段変速式(Vマチック)
タイヤ 110/70-14M/C 50P
130/70-13M/C 63P
ブレーキ形式 油圧式ディスク(ABS)
油圧式ディスク
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング式
フレーム形式 アンダーボーン
NMAX
認定型式/原動機打刻型式 8BJ-SEG6J/E32TE
全長/全幅/全高 1,935mm/740mm/1,160mm
シート高 765mm
軸間距離 1,340mm
最低地上高 135mm
車両重量 131kg
燃料消費率*1 国土交通省届出値
定地燃費値*2
48.7km/L(60km/h) 2名乗車時
WMTCモード値 *3 46.9km/L(クラス1) 1名乗車時
原動機種類 水冷・4ストローク・SOHC・4バルブ
気筒数配列 単気筒
総排気量 124cm3
内径×行程 52.0mm×58.7mm
圧縮比 11.2:1
最高出力 9.0kW(12PS)/8,000r/min
最大トルク 11N・m(1.1kgf・m)/6,000r/min
始動方式 セルフ式
潤滑方式 ウェットサンプ
エンジンオイル容量 1.00L
燃料タンク容量 7.1L(無鉛レギュラーガソリン指定)
吸気・燃料装置/燃料供給方式 フューエルインジェクション
点火方式 TCI(トランジスタ式)
バッテリー容量/型式 12V, 6.0Ah(10HR)/YTZ7V
1次減速比/2次減速比 1.000/10.208(56/16×35/12)
クラッチ形式 乾式,遠心,シュー
変速装置/変速方式 Vベルト式無段変速/オートマチック
変速比 2.386〜0.748:無段変速
フレーム形式 バックボーン
キャスター/トレール 26°30′/100mm
タイヤサイズ(前/後) 110/70-13M/C 48P(チューブレス)/130/70-13M/C 63P(チューブレス)
制動装置形式(前/後) 油圧式シングルディスクブレーキABS/油圧式シングルディスクブレーキABS
懸架方式(前/後) テレスコピック/ユニットスイング
ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ LED/LED
乗車定員 2名
バーグマンストリート125EX
型式 8BJ-EA23M
全長 / 全幅 / 全高 1,905mm / 700mm / 1,140mm
軸間距離 / 最低地上高 1,290mm / 160mm
シート高 780mm
装備重量 ※1 112kg
燃料消費率 ※2 国土交通省届出値:定地燃費値 ※3 55.6km/L(60km/h)2名乗車時
WMTCモード値 ※4 56.0km/L(クラス1)1名乗車時
最小回転半径 2.0m
エンジン型式 / 弁方式 AF24・強制空冷・4サイクル・単気筒 / SOHC・2バルブ
総排気量 124cm3
最高出力 ※5 6.1 kW〈8.3 PS〉 / 6,500 rpm
最大トルク ※5 10.0N・m〈1.0 kgf・m〉 / 5,500 rpm
燃料供給装置 フューエルインジェクション
始動方式 キック・セルフ併用式
潤滑油容量 0.8L
燃料タンク容量 5.5L
クラッチ形式 乾式自動遠心シュータイプ
変速機形式 Vベルト無段変速
フレーム形式 アンダーボーン
ブレーキ形式(前 / 後) 油圧式シングルディスク / 機械式リーディング・トレーリング
タイヤサイズ(前 / 後) 90/90-12 44J / 100/80-12 56J
乗車定員 2名
排出ガス基準 平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応

マーカーの量をみて一目瞭然なのが、バーグマンストリート125EXがいかに一番低い数値が多いかということ。購入の参考にしてみてください。(各メーカーの公式カタログ引用)

なお、シート高だけは高いものを青にした。

  1. 各スクーターの尖ってる良い所(カタログ)
    1. PCX
      1. タンク容量
    2. NMAX
      1. 前後ABS
    3. バーグマンストリート125EX
      1. キックと積載
  2. 各スクーターの尖って悪い所
    1. PCX
      1. とにかく盗難される確率が高い
    2. NMAX
      1. 積載に一番向いていない
    3. バーグマンストリート125EX
      1. 良くも悪くも数値が低い、短いものが多い
  3. 良くも悪くもバーグマンストリート125EXだけは迷わない

各スクーターの尖ってる良い所(カタログ)

各スクーターの個別の紹介動画は作成しているので、そちらを参考にしていただきたい。

PCX

言わずと知れた最強スクーター。だが、個人的にPCXを複数の型で乗ってきたが一番いいなぁと思えるのはタンク容量。

タンク容量

8.1Lというタンク容量はやはりロングツーリングも短いツーリングもこなせてしまう。ツーリングやレビュー動画の作成裏話だがPCXだけは毎回1度しか給油しない。

というのも一番燃費が悪い時でも1L/40kmは走行できるため300kmは走れてしまう。実際PCXは、京都、大阪、奈良、兵庫、東京、神奈川で走ったが給油に困ったことはない。

125ccタンク事情

また、プチ情報だがPCXよりもタンク容量が多いスクーターはKYMCOのダウンタウンやHONDAのベンリィくらい。KYMCOのバイクは自分がオーナーだったのでわかるが1L/30kmくらいしか走らない。

よってダウンタウンにタンク容量が12LほどあるのだがPCXと同じくらいしか走らない。ベンリィは一般向けというより配達向けなので、実質現在販売されている個人向けで一番タンク容量と燃費が良いバイクは「PCX」になる。

ここはかなりポイントだが、あまり触れられていないが実質航続距離は原付二種のスクーター界隈ではNo1と言ってもいいほど。また、YAMAHAのマジェスティ125も8Lで、これまた自分がオーナーだったが燃費は1L良くても30kmしか走らない。

NMAX

PCXと一番比べられるのだが、前後ABSはなんといっても魅力。

前後ABS

MAXシリーズの末っ子的存在の125ccスクーターだがABS搭載。ABSに関しては過信するのは危険だが、ここでYAMAHAのプチ情報だ。

ABS125cc事情

何かの末っ子的なシリーズ。例えばTMAX,XMAX,NMAXのような感じだ。トリシティはどうだろう。トリシティ300,155,125とある。全て3輪バイクだがトリシティ155はABSが搭載したが、125はABSがない。

何かのシリーズの一番下の排気量のモデルだからと言ってABSが必ずついているわけではないのでNMAXはかなり珍しいと言える。

国内海外の125ccを見渡した時前後でABSがついているのはKYMCOのターセリーくらいだろう。一番最安前後ABS搭載車で34万円台。そして次に安いのがNMAXとなる。結果として国内メーカーでは125ccだとこのNMAXだけ。

さらに40万円台からはVESPAやDIANGOもABS搭載と書いているが片方だけ、すなわち前後の内どちらかにしかついていない。SYMから出ているJETXも国内版はCBS(コンビブレーキ)のようだ

バーグマンストリート125EX

意地のキック併用式。

キックと積載

キックはもうSUZUKIだけと言い切っていいほど、他のメーカーでキック併用式のエンジン始動方式を採用しているメーカーはない。

また、フロアボードがフルフラットというのが最大の魅力

フロアボードがフルフラットの豆知識

国内海外の125ccスクーターを見渡してもKYMCOのX-townと、PUGEOT ジャンゴエバージョン125くらいしかない。だが、ジャンゴは40万円台前半。X-townに限っては40万円台だがほぼ50万円と高級スクーターといっても良い。

現実的に庶民の足として使えるキックと国内国外メーカー見渡しても30万台でのフルフラットボード採用モデルはこれしかない。

各スクーターの尖って悪い所

PCX

HONDAの盗難補償を延ばすかZuttoMottoRide盗難保険がおすすめ。

とにかく盗難される確率が高い

Youtubeのコメントにも一番盗難されるというコメントであふれかえるPCXの動画だが、過去にPCXのレビュー中にも紹介したが地元奈良県にいたときもPCXを盗難された知り合いがいる。

定期的に動画で紹介するので毎回思い出してしまうのだが、ジムの前に止めているPCXが帰宅する時に消えていた。残債だけ残った。

なんせ一番人気のバイクなので盗難が少ないわけない。

盗難対策商品のマメ知識

バイク系のYoutubeチャンネルでこんなこというのもあれだが、盗難グッズってやろうと思えば全部壊せます。音が出るものも、要は空気の振動なので…盗難対策というより盗難対策意識向上グッズで、とにかくPCXを買う方は明日は我が身と思って注意。

NMAX

PCXのおかげで盗難のコメントはあまり来ていない。良いのか。悪いのか(笑)

積載に一番向いていない

とにかくバーグマンストリートと同じシート下積載量だ。実は数値的にはNMAXは23Lでバーグマンストリート125EXは約22L。PCXは30Lもあるので正直どんぐりの背比べと言っていい感じ。

また、バーグマンストリート125EXはリアキャリが標準装備かつ、フルフラットボードなので積載に不満点はないが、NMAXは前にも荷物が置けない。

リアキャリアもオプション装備で工賃やリアキャリアの料金も考えると高くなってしまう。

バーグマンストリート125EX

軽い、安いけどシートが高い。

良くも悪くも数値が低い、短いものが多い

カタログをもう一度見ていただきたのだが、バーグマンストリート125EXだけ赤マークが多い。それだけ他の機種との差別化を図っている。

良くも悪くもバーグマンストリート125EXだけは迷わない

一番全長が短い、幅も狭い、軽い、低馬力、タンク容量が小さい、タイヤ小さい。良くも悪くも他の2台より明らかに違うのでバーグマンストリート125EXを購入したいと思っている方は迷わなくて良さそうだ。

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