結論:下駄スクーターとして完成度は高いような
日本ではあまり見ない形状のアジアンバイク。エアブレイドを過去には乗車したこともありましたが、今回で二回目のアジアンバイク
今回はまとめレビューということなので以下の項目について深堀
- 超軽量のアジアンバイク
- エンジン特性がZoomerXみたいで国内とは違う
- 積載はほぼなし、下駄に振り切った庶民の足
- 30分は持たない110ccのシート
- といっても燃費は良かった
- 足置きは靴がデカいときついよ
- ハンドルポジションはネイキッドMTみたいで良い
超軽量のアジアンバイク
このスクーターの重量は94kg
国内で最軽量といえば、JOG125
これは95kgなので1kgしか違いがないので、まぁほぼ誤差みたいなものでしょう。
サイズ感もほぼ自転車と変わらない。マクドナルドの駐輪場に白線があったが余裕で収まる。
1,890mmの全長はやはり強み。といってもJOGの方が数値上は1740mmなので小さい。
余談だが、50ccが2025年には消えることは確定している。
HONDAのタクト50ccなんかは79kgもある。こういった最軽量モデルが日本に入ってきたら125ccの車体を50ccに流用したら扱い易そう。
とか勝手に思ってた。
エンジン特性がZoomerXみたいで国内とは違う
シャフト、オイルフィルターなどがアドレス110と共通の純正パーツだったので共用パーツがアドレス110とネクスクロスオーバー110では多いのだろう。
その点自分で修理できる人にとっては、アドレス110を流用できるかもしれない。
と、話はそれたがエンジン特性がやっぱり国内で今一番勢いのあるDIO110とは違う。ベーシックモデルでは20万円以下で売られてる店もちらほら。
走行はDIO110とは結構違う。発進時にトルクが出ているように感じるのはDIO110、一方ネクスクロスオーバー110はもう少し回転数をあげ6000rpm以上だとトルクを感じる。
といっても回転数は流石に110ccのスクーターではないので体感である。
最大トルク | 8.6N・m〈0.88kgf・m〉 / 6,250rpm |
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アドレス110の最大トルク/最大トルク回転数と同じだと大体感覚と同じ感じ。
ZoomerXもそうだが、最大トルク回転数が6000rpmのスクーターは中回転あたりからトルクが出てくる感じで、低排気量ながら「登り」「合流」がやりやすいので結構好き。
一方JOGだったりDIO110だったりは最大トルク回転数が5000rpm台で、渋滞や常に混んでそうな都内とか大阪は便利だったりする。
というのも渋滞時だと減速、加速が交互にいるが、結構スロットを捻らないと加速しないのでこれが嫌な人は最大トルク回転数が5000rpm台の物がいいかも。
といっても重量が重たいとまた話は別なので、結局バイク選ぶが難しかったりする
積載はほぼなし、下駄に振り切った庶民の足
USB充電なし。グローブボックスは本当にグローブしか入らないサイズ感で左右に
シートを開けると2/3はタンクで覆いつくされている。説明書、保険証に帽子を入れたらもう積載できなかった。
30分は持たない110ccのシート
安いくせに、とか言ったらあれだが2トーンシートでSUZUKIのロゴがでかでか入っている
SUZUKIファンならいいのかも。というのはさておき、シートはとにかく細かった
良く言えばイメージ通りでこういったアジアンバイクはやっぱり縦長。
182cm,65kgのライダー私トッサンだと、お尻が両方半分しか乗らなかった。
なので実際のお尻の半分しか乗ってないことになる。うーん。小さい。
といっても燃費は良かった
給油してみると2.38Lで130kmほど走った。1Lで軽く50km以上走る計算。
130km位で給油した理由としては給油メーターが点灯しだしたからである。
中回転~高回転と結構回して遊んでたので、この燃費は素直に良いと思った。
この時点でスクーター好きだとセカンドスクーターとして足だけにほしいな。と思いだす。
足置きは靴がデカいときついよ
グーグルからもらったトートバッグ。なんでもいいが鞄を置くと足は半分しか置けない
滑り止めがついているが、これはあまり効果がなかった。若干であるが、効きはするが、基本踏ん張ろうとしても滑る。
というより、サイズが小さかった。
29cmの靴では無理もなく親指がカウルに当たるスタイル
ハンドルポジションはネイキッドMTみたいで良い
足置きは良くも悪くも国内110ccと同じ。
だがハンドルポジションは良かった。SUZUKIで言うとジクサー150みたいな感じ
ハンドルポジションは110ccの中でも結構高め、造形はともかくおかげで乗車は楽で、変に力が入らずに済んだ。
おまけに結構ハンドルが幅広。
最後に
ブレーキに関しては1POT,片持ちのディスクブレーキとリアはドラム。110ccのでよく見るセッティング。
パッドの減りと、フローティングディスクの凹凸も確認したがそこまで減ってなかったが、DIO110よりはブレーキレバーを握りこまないと同じ制動距離にならない印象。
個人的に何十台もHONDAスクーターを乗っては、制動力が低かった車体に当たってないのでHONDAバイアスだとも思ってる。
キックスタートもついており、おまけにタイヤはブロックタイヤとなんともアジアン。
オフロード対応している最低地上高が高いスクーターもそう日本では販売されていないので面白い1台だった。
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