【HONDA】DAX125を実際に乗車して気づいた不満点と良い所

バイク比較

【結論】ルックスがレトロな中身カブ。44万円に価値を見出せるか

原付二種で44万円は高い。DAX125を懐かしいと思える層には刺さるバイクだが、実際にレンタル走行。そしてDAX70、90オーナーの方とも会い実際にDAX125について話も聞けたのでシェアしたい。

トッサンです。普通二輪以下専門チャンネルもOPENしました。原付二種はこちら

まず乗車して私が思った良いとこと不満点は以下の通りだ。

良い所

  1. 遊べるバイクでも低燃費
  2. 時代はミニ。どこでも置ける小型サイズ
  3. 旧式DAXからの進化は「ブレーキ」
  4. AT小型限定二輪免許でも乗れる

悪い所/不満点

  1. モンキーとの違いは「タンク容量」
  2. リターン式からロータリー式に

各項目についてこれから深堀していく。

遊べるバイクでも低燃費

DAX70,90もそうだがカブ系エンジンを搭載している。このDAX125も同様でスーパーカブ125と同系のエンジンを搭載。

ということは、「燃費が良い」というのが結論だ。

燃費は本当にすこぶるいいと思う。最近のバイクレビューではカタログ数値とかなり乖離しているものがあり驚くこともあったが、やはりカブ系エンジンだ。熟成、完熟エンジンは違う。

JOG125の実走行レビュー!向いている人は?欠点は?【燃費が悪すぎ】
【結論】通勤快速を彷彿とさせる一台。燃費は謎 燃費はすこぶる悪いこのJOG125だ。というのも冬の走行で30km/Lという驚異的な数字をたたき出してしまった。 だが、アクシスzと同系のエンジンを搭載しているので燃費はいいということを過程して

時代はミニ。どこでも置ける小型サイズ

コンビニの駐輪場に置いたが全く邪魔にならない。全長×全幅×全高:1760mm×760mm×1020mとかなり短いのでそれもそのはずだ。

実はスーパーカブc125は全長が1900mm以上ありミニバイクのDAX125と比べるとかなり大きい。

タイヤもDAX125は同系エンジンを搭載しているスーパーカブc125と比べて小さい。

タイヤサイズ前:120/70-12 タイヤサイズ後:130/70-12
走行中には不安定と思うこともなかった。

転回

倒立フォークを採用しているこのDAX125は最小回転半径が2.0mと思ったより長い。確かにUターンをするときにちょっと膨らんだ印象がある。

足回りは柔らかめで、最初乗る前はもっと硬いと思っていたがワインディングでの走行が快適だったので驚いた。

旧式DAXからの進化は「ブレーキ」

ブレーキ前:油圧式シングルディスク ブレーキ後:油圧式シングルディスク
HONDAの新型の原付二種をたくさん載ってきたこのDAX125もブレーキの効きは良い。特に撮影中は雨天で路面も濡れていたが、雨を全く感じさせないブレーキ。
前:φ220mmディスク+片押し式2ピストンキャリパー
後:φ190mmディスク+片押し式1ピストンキャリパー
ABSはフロントのみとなっており、義務化はパスしている。IMUが搭載されているという情報も入手していたが雨で走行したが感じることはなかった。そもそも純正HONDAの制動力がかなりあるため急ブレーキをすることがなかった。
スーパースポーツのためのIMUとして普及したが原付二種のDAX125にも搭載。HONDAはミニバイクにも手を抜いていないようだ。
だが、IMUの本来の性能である負荷がフロントに急激にかかったときにリアが浮くのを制御…という走行をDAX125ですることがなかったのでIMU性能はやはり不明。

AT小型限定二輪免許でも乗れる

ローターリー式となったことで、リターン式ではないため小型限定免許でも乗れる。要はスーパーカブと同じである。

これに関しては賛否両論あると思うが、旧式DAXオーナーの話を聞けた。

DAX125はMTでも…

旧DAXオーナー「DAXは以前はリターン式だった。往年乗っている身からすると違和感」
DAX125は故郷の奈良県でレンタルしました。この方もレンタルしたようですが旧型との違いはやはり変速にあるようです。愛着のあるDAX125がローターリー式になったことで新型に乗り換えるか迷っていたようです。

モンキーとの違いは「タンク容量」

DAX125はカブ系エンジンを搭載しているので燃費は良いのは言わずもがなだが、同会社HONDAから出ているMonkey125もカブ系エンジンを搭載しており燃費が良い。

モンキー : 燃料タンク容量 (L) 5.6
DAX125 : 燃料タンク容量 (L) 3.8
モンキーは実走行(和歌山ツーリング)では1L60km以上確認することができた。単純計算だと300km以上走れるがDAX125は200kmほどが限界航続距離になる。
単純に遊びのバイクを追及した時には同社のHONDAから出ているミニバイクと競合となってしまうのは不満というより、購入の選択を難しくしてしまっている。

リターン式からロータリー式に

モンキーやCb125r、gromなどはリターン式だがカブとDAXはローターリー式になっている。MTバイクを乗りたいという人にとってはこの変速方法は好まれないかもしれないので要注意。

免許は小型限定でも乗車可能だが価格がモンキーとDAXで44万円のため「航続距離」が長く、「リターン式」を搭載している方が良い場合モンキー125をオススメすることになる。

まとめ

DAX125自体に不満という不満は一人でライディングしている時は感じなかった。2人となるとキツイし、積載を多数したい場合にも不向きだ。

だが、ミニバイクの中でも同社HONDAから販売されている「グロム」「モンキー」と競合している一台なので不満が出るというより「こっちの方が良いかも」と他のバイクを選択する余地があるため悩んでしまう結果に。

コメント

タイトルとURLをコピーしました