【結論】SYMから出てなければ絶対にメガヒットしていた原付
SYMから出ているRV125iを乗車したので実際の走行レビューとなるが、結論通りSYMでなければメガヒットしていただろう。マジェスティ125fiに乗っていた、いや、乗ろうとしていた人も間違いなく選択しようとする商品だろう。
だが、いかんせんブランド力がない。そしてアフターフォローがしょぼい。SYMはヨーロッパではすでにHONDA PCX125と肩をならべる JET X がかなりの人気を博している。だが、日本で走っているとこを見たことがあるだろうか?
ほとんどの方がないだろう。そこでなぜRV125iはSYMでなければ売れたのかについて迫っていく。
- 良い所
- 腰が楽すぎる
- 回して楽しめるエンジン
- シート積載
- 面白いギミック
- フラット
- ハンドルが軽すぎる
- 悪い所
-
- 重量の割にフラフラする
- 何と言ってもSYM
- 電装系トラブルが多いらしい そんな気もする
- 新型はシートのメリットが消えた
そんなRV125iは間違いなくマジェスティ125fi乗り換え先として優秀な一台。
RV125iの良い所
RV125iは2017年まで販売されていた。今回レビューするのは旧式なので中古でしか入手方法はないだろう。最新の2017の型は腰当が変わっているので注意。
腰が楽すぎる
これがRV125iの腰当だ。マジェスティ125fiとかなり似ている。以前壊れるまではマジェスティ125fiに乗っていたのでなおさらこのバイクに一目置いていたのかもしれない。
高い
僕は身長が高い。182cmで股下約80cmほどだ。さらにレンタルバイクを乗る時は足つきを一ミリでもよくしたい(立ちごけ防止)のために厚底ブーツを履いている。乗車時は185cm位はある。
それくらい大柄な人はやはり胴もある程度長いので、腰が痛くなる。小柄な人だから疲れないというわけではないが、腰当が長いと非常に助かった。
腰当が長く、上に突っ張っている分これが絶妙に腰にフィット。横から見るとわかるがほぼタンデムの腰当と角度が同じ。以上な角度である。
姿勢が良くなる足置き
引いてみてみるとよくわかる。ステップボードがかなり急な角度で作られている。フラットフロアボードに加えて足を延ばそうとするとかなり窮屈かと思いきや、これがPCX乗車姿勢のようにきれいな姿勢になる。
コレのおかげできれいな姿勢を維持しつつ、かつ腰当も楽。原付二種を乗ってきて一番楽だった。
回して楽しめるエンジン
国内メーカーの現在販売されいてるバイクはよくも悪くも、丸くなった。過去のバイクを乗れば例えばグランドアクシス100は間違いなく楽しめた。
そんな愉しみを追及しているのはYAMAHAのイメージが強いが、今ではシグナスxが一番楽しいバイクとなっている。(個人的に)だが、こんなピーキーな仕様で2サイクルエンジンを彷彿させる扱いにくいエンジンはない。
低回転時は全くと言っていいほど走らない、ポンコツエンジンかと最初乗ったとき思ったが、そうではない。中ー高回転セッティングのこのRV125iは回してこそ味が出る。
積載
ヘルメット1.5個分は入る。といったシート下積載だが、小物を複数個入れる方が適している。というのもシート下の形状が凸凹しているため鞄が収まらない。大き目のカバンは要注意。
面白いギミック
みんな大好きギミックだが、まずシートは横に開く。普通とは?縦に開くものだが、お構いなし。こっちの方が僕も使いやすい。ただ、スペースがあれば..の話だが。
以前ダウンタウン125iに乗っていた時はシートワイヤーが切れて開かなくなった。そのままバイク王で売却したが、中の物を取り出せず散々な目にあった。このRV125iはハンドルのボタンから電動でも、そして横からキーを差し込み開閉をすることでもきでる。
フラットフロアボード
このビクスク(300ccと共用車体)だがまさかの足置きはフラットフロアボード。これ!これなんだよ。足置きをフラットにすることで足のポジションを動かしやすい。そして荷物を置いて置ける。
40Lのビジネスバッグを置いてもまだまだ余裕がある、そうそのはず。なぜなら300ccと車体が同じ大きさだから。
ハンドルが軽すぎる
なんやこのハンドルの軽さ。というのが初めて転回をしたときの感想。というのも車両重量が極端に後ろによっている。そして重心が高い。
SYMもバカではないのである。考え抜かれている設計だなと思った。
重心が高く、そして車両重量比率を後ろに寄らせることで150kg以上とは思えない重さを実現。ハンドルもキレキレである。だが、これはメリットだけではないのが正直なところ。
RV125iの悪い所は3つ
これはドストレートに言うと、このロゴにどれだけの人がSYMと答えれるだろうか?どれだけの人がこのロゴはいいね!と思うだろうか。
それがブランド力の象徴だと思う。誰も知らないバイクに命を預けれるだろうか。
重量の割にはふらふらする
季節は紅葉のシーズン!山に行こう。ということで比叡山に来た。山は標高が高くなるとやはり風が強くなる。そこでこのバイクの重量のわりに軽いの逆、重量のわりに「ひらひら」するを実感した。
お!きれいな紅葉やんー。って横を見たときに風が来たら結構ひらひら揺れるのである。それがRV125iだ。良くも悪くも重量150kgとは思えない。
動画でもまとめてお話ししたが、PCXの方がよっぽど安定している。
なんといってもSYM
エスワイエムという呼び名が日本では通っているようだが、三陽(サンヤン)の方がしっくりくる。
バイクは夢と希望を乗せて走っているらしい。だが、その半面命を乗せている。2人乗りをしていれば2人分の命を乗せている。そんな色々詰まった乗り物を安心できるところで買えるだろうか?
イヤフォンやカメラであればつぶれても「あー壊れた」で済むかもしれないが、走行中にバイクが壊れればどうなるかわからない。
アフターフォローが酷いと悪評が独り歩きしているのか、していないのかネットの情報だけでは判断できないが、SYMと直接やりとしたこともないのでわからない。
電装系トラブルが多いらしい
リアに比重を置きたいから後ろに持ってきたのか、謎のポジションのバッテリーとレギュレーター。SYMが特殊技術をもっているのでここに置いて大丈夫なのか、不明。日本のバイク会社のスクーターでここにバッテリーがあるバイクは見たことがない。
電装系のスペシャリストでも何でもないので、SYMが正しいとも何とも言えないが結局トラブルが頻発しているということは、結果だけ見ればトラブルが多い作りなのかもしれない。
バッテリー交換は楽
何でもトレードオフだと思うのでこの配置のメリットはやはり、取り換えの楽さだと思う。ダウンタウン125iはキムコからでている同様に250cc,300ccと同じ形状のバイクだ。
このバイクの場合はシートの下にバッテリーがあり、シートを外さないとバッテリー交換ができなかった。不便すぎた。
新型はシートが変更
このシートこそRV125iの真骨頂だと思っていたが、新型は違うようだ。
しれっとあんこをくりぬいたような、形状になっている。腰当の高さが低くなっている。「あれ?」これはメリットが消えたような。乗ってないので定かではない。
おススメできる人
- 大柄な人
- 腰痛もちの人
- 置ける場所がある人
- 自分で直せる人
- ある程度バイクの知識がある人
- ピーキーエンジンに理解がある人
- 150kgだよ
結構条件が多いように思えるがマジェスティ125fiがフィットしている方はこのバイクは結構いいと思う。
それにSYMがしっかりしているか、というより購入店舗が信用できる店なら何とかなりそう。
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