国内唯一の400ccスクーター。バーグマン400ABSレビュー。大人のスポーツビクスク

バイクレビュー

【結論】まさに走りのためのビクスク。スポーツビクスク

積載ができるスクーター。燃費が極端に良いスクーター。移動が楽なスクーター。色々あるが「走りのスクーター」があってもいいと思う。そう、それがバーグマン400ABSだ。

トッサンです。普通二輪以下専門チャンネルもOPENしました。原付二種はこちら

なぜ走り重視なの?何がバーグマン200と違うの?という疑問を実際に乗ってみたのでまとめてみる。

  • 400ccでスクーターを売ってくれる唯一の存在
  • 洗礼されたバーグマン。スポーツデザイン
  • 積載量は200ccに軍配
  • 低回転でのトルクは心地いい。どこまでも加速しそう
  • シートが200ccより好み

400ccでスクーターを売ってくれるスズキ

実は400ccでスクーターを売ってくれているのはスズキだけ。というかバーグマン400しか販売されているものはない。排ガス規制にともないバーグマン400も姿を消すとささやかれているが今(2022/12/14)だとまだ販売されている。

251cc-400ccでスクーターが欲しい人がどれだけいるか定かではないが、他で販売されているのはトリシティ300の3輪バイクのみ。

洗礼されたデザイン

このデザインを嫌いという人もいるようですし、このデザインをエレガントと表現する人もいるようだが個人的には「スポーツ」タイプのように見える。動画でも紹介したが音はビックリするくらい大きい。

ビックリするくらい。というと語弊があるかもしれないが、エレガントな見た目、上品な400ccのバイク。と思っていると排気音の大きさに驚くかもしれない。自分はそもそもスポーツタイプだと割り切ってたのでそうは思わなかった。

音(サウンド)

ちょっと雑な繋ぎ編集になってしまったが、低回転と中回転での音が拾えたのでバーグマン400ABSで首都高を走行した映像を参考にしてほしい。

バーグマン400ABS 2019 首都高走行 排気音|暖気音
【一言】完成形スクーター。【URL/関連リンク】他サイトはこちらから【BGM】甘茶の音楽工房 魔王魂 ポケットサウンド http...

積載量は200ccに軍配

これがバーグマン200の積載スペースだ。本当ありえないくらい入る。約41Lとなっており深さはないがかなり平べったいので基本何でもほいほい突っ込める。

だが、これがバーグマン400のシート下スペースとなっている。

ヘルメットが入る高さが確保されている。容量42L。あれ?バーグマン200の方が容量少ないじゃん。となるのだがこれが、ヘルメット一つ入れてしまえばあとはB5ケース(ガジェットポーチ、ヘルメット左)だけしか入らないサイズ感。

あとは容量があっていいのだが形状のせいかリア側(奥)の方は奥行があり色々いれれるのだが、入れずらい。ヘルメット2つは無理だろう。ガサツな性格の自分はなんでもポイポイ入れたいタイプなのでバーグマン200の方が入れやすい。

決して少ないわけではないが横幅がないので窮屈に感じてしまったのがバーグマン400の積載量だ。

低回転のトルク。走りの心地よさ。

加速、高速検証などの動画も作成したので確認することができる。実際にバーグマン400、いや400ccのスクーターを初めて乗車したリアクションが楽しめるかもしれない。

このような加速動画を作っては見たものの、特に加速するだけがこのスクーターのすべてではない。

最大トルク / N・m 35
最大トルク / kgf・m 3.6
最大トルク回転数 / rpm 4900
最高出力(PS) 29
最高出力回転数(rpm) 6300

ゆったりと乗れることも考慮しており最高出力回転数と最大トルク回転数は低めに設定されている。特に高回転で走ることもなく100km/hほどで高速を走行していた時もECOモードが点灯するくらい楽に走行が可能だ。

シリンダ配列 単気筒
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 399
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 81
行程(ピストンストローク)(mm) 77.6

だが、高回転にしてみてもショートストローク、DOHCエンジンを堪能できた

レッドゾーンは画像の通り8500rpmになっているが、高速でも8000rpmを出すことがなかったくらい回転数はあげない。4気筒、3気筒、2気筒バイクと違いふけ上がりが悪い。もしくは、高回転にして回すことがないと言われることが多い。

前述した通りこのバイクは加速だけではない、ゆっくりと低回転で落ち着いて走ることもできる。「まさにゆとりのある走り」で大人のビクスク。車線の変更や加速も余裕だし、低速での巡行も落ち着いてできる。

ハンドルのポジション

ハンドルのポジションが個人的には好きだった。というのも窮屈なポジションでもないので手、腕、肩に力が入ることなく脱力した状態でのライディングを楽しめた。長距離ツーリングするのに毎回力んでいてはしんどくなってしまう。

足つきの良さ

全長は2235mmと結構長いが、特筆すべきはシート高だ。まさかの755mmで、これは一番有名なスクーター PCX125よりも足つきが良い。もちろん私(182cm, 股下約80cm)が跨っても余裕の足つき。低身長だから大きいバイクをあきらめるには早すぎる。

車両重量は218kgと重たいが、重心がローダウンタイプのビクスクではないため楽。

これは自分が乗っているジェンマ250というスズキのビクスクだが、重心が低い。いや、低すぎる。取り回しはあまりよくないし、重心が低いのでとにかく重たく感じる。というか、重い。

シートが200ccより好み

こちらはバーグマン400ccのシート。高級感があっていいのはもちろん肉厚で腰当のポジションは調節可能だ。シートは硬めで136kmを一日でツーリングしたが全く疲れなかった。余裕で2-3日のツーリングをこなせそうなシート。

こちらはバーグマン200のシートを横から撮影したものだ。御覧の通りあんこが抜かれたようなシート。バーグマン400ccと比べるとかなり柔らかいシートで、お尻の肉が薄いもやしタイプの僕はお尻が50-60km時点から痛かった。

レビューをするときに自分で思ったことを素直に思ったことを大事にしているが、これは正直お尻が痛かった。バーグマン400はそういった意味でもツーリング向きで、ゆっくりと走行していても苦ではない。

暖気音

首都高走ってきた。

バーグマン400ABS 2019 首都高走行 排気音|暖気音
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