KYMCO G-Dink250i のレビュー。250ccビクスク唯一のフルフラットフロアボード。

KYMCO

結論:尖ったバイクはやっぱりKYMCO

未だに古い設計で戦っている。もしくは、尖ったバイクコンセプトで戦っているのがKYMCOのスクーターだ。

  1. エンジンと走り
    1. エンジン
    2. 走り
  2. フルフラットフロアボード
  3. インナーボックスとUSB
    1. インナーボックス
    2. USB
  4. 燃費
  5. シート下
  6. シートとシート高
  7. メーターとライト
  8. 外観
トッサンです。普通二輪以下専門チャンネルもOPENしました。原付二種はこちら

YoutubeでもKYMCOのバイクをレビューしたことが何度もあるのだが、コンセプトが尖っていたりはたまた古いものだったりするので自分の知識だけではカバーできない物が多いので間違っていることがあれば、ブログでのコメントかYoutubeでのコメントをお願いしたい。

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エンジンと走り

とにかく乗車して気になっていたのは「ショートストロークエンジン」と「2バルブ」予算の問題で2バルブなのか、低回転域で本領を発揮する2バルブと高回転域が得意なショートストロークエンジンなぜこれが組み合わさっているのか最後までわからなかった。

エンジン

上記で書いたとおり2バルブ、ショートストロークエンジン、水冷、4ストロークを採用しているのがこちらのG-dink250iのエンジン。

125ccでも水冷エンジンを搭載しているモデルが多いKYMCOはこちらのビクスクも水冷。乗車したモデルは2019年式なのだが、この当時は40万円ちょっとで新車価格が発表されていたらしい。

走り

2バルブとショートストロークという一見ちぐはぐな組み合わせな気がした。

だが、蓋を開けてみれば燃費はそこまで悪くなかったし低回転から高回転の吹け上がりの気持ちよさはKYMCOならではのものだった。

低回転

8000rpmからレッドゾーンになるKYMCOのG-dink250i。5000rpmほどで走行することが殆どでやはり国内のビクスクと比べると常用回転数がやや高い。

高回転

最大トルク回転数が6500rpmなのだが、最高出力回転数は7500rpmとなっている。やはり国内のバイクと比べても回転数は高め。

トルクがないわけではないバイク。だが低速も高速もスムーズな走りだった。これは2バルブとショートストロークエンジンの恩恵を享受したのか不明。わかる方はコメントを頂きたいくらいだ。

街乗り

このスクーターはフロアボードもフルフラットで、タイヤ経も国内のFORZAやXMAXと比べると小さい。

タイヤ(前) 120 / 70-13
タイヤ(後) 140 / 70-12
なんとビクスクといっていい大きさなのだろうか、全長も短い。

 

全長 × 全幅 × 全高 2115 × 770 × 1360mm
ビクスクだがホイールベースも短く、タイヤ経も小さいことから街乗りではキビキビとした走りができた。ここで、街乗りは完璧な走りやすさだ!と言いたいところなのだが
動画でもお話したとおり、ステアリングがとにかく独特。ベアリングの摩耗?ステアのせい?バネ下重量?オイル漏れ?
とにかく開けてみないとわからないが、アンダーステア気味だった。ライン取りが難しくて国内のFORZAとXMAXがどれだけ簡単に操作できるか感心して、関心を持てた。
高速

路面追従性は悪くない、リアショックアブソーバーのバネレートたが高いため足回りは硬い印象だった。

XMAX250も硬くてどちらかというと飽きない走りができるので趣味バイクとしてはピッタリだと思う。直進安定性は高くフレーム剛性は高い印象。

G-dink250iは高速でもかなり出た。メーターとGPSの誤差が高くても4km/h、低いと1km/hしかなかった。かなり正確。

60kg前後の成人男性が1人で乗車していると高速では120km/h前後まで余裕で加速した。タンデムだとわからないが、加速、合流は全然問題なかった。

フルフラットフロアボード

250ccのビクスクではこのG-dink250iのみがフルフラットフロアボードを採用しているとKYMCOの公式サイトでは宣伝している。

僕も今まで見てきた中ではフルフラットフロアボードを採用しているスクーターは最近はとても少ない。

このスクーターのフロアボードはしっかりと面積が広く、足置きとしても荷物置きとしても万能だった。

実際にはSHOEI Z-8 XLサイズや自分の靴 30cmと大きいものもおけるサイズ。原付二種の中で一番広いのが現在バーグマンストリート125EXなのだが、あれば30cm前後と広大。

だが、一番の違いはG-dink250iは全長が他のビクスクと比較して短いだけあり足を伸ばしきることは難しかった。

ライディングとしてはたしかにニーグリップがしづらいので、なにか安定しずらいポジションだったので、その分市街地での走行が難しくなった。

だが、コンセプトとしては非常に面白いのでこれからも続けてほしいと思う。

インナーボックスとUSB

インナーボックス

正直ほとんど何も入らない。と言い切って良いのがこのインナーボックス。スマホ(google pixel 7pro)が収まりきらなかった。

大きいスマホではあるが、スマホが収まる深さはない。

USB

USBでも充電できるのだが、インナーポケットのすぐ上にシガーソケットからも充電できるようになっている。12V/1A 12W

オーナーのタレコミいわく、このインナーポケットの中のUSBは電圧が低いらしく全くスマホの充電がされないそうだ。

なのでシガーソケットからの充電をおすすめされた。全てのG-dink250iが同じとは言い切れないがこんなこともあるかもしれないという豆知識程度にしていただきたい。

燃費

さきほども記載したがこのバイクのエンジンはショートストロークエンジンだ。XMAXもショートストローク。FORZAはロングストローク。

XMAXで燃費は1L30は切らなかったのだが、このバイクも結論から言うと1L/31km走った。

大阪ー奈良間で走行し、高速、ワインディング、渋滞と全てを網羅したのでかなり実燃費に近い数値だと思う。

KYMCOのバイクは125ccでも燃費が悪い時があり30km/Lを下回りそうだったので心配していたが、1L/30kmは良いと思う。

シート下

積載量は容量にするとあまり多くない。重箱の隅をつつくようなことを記載するが公式サイトでシート高が780mmと記載していたり、一番下には770mmと書いていたり誤謬がある。

実際に画像を見てもらうと分かる通りヘルメット2つは入らない。もっというとSHOEIのZ-8XLは入らなかった。

ジェットヘルメットや半キャップなどは入るかもしれないが、フルフェイスはどうも入らない。

シートとシート高

シートの見た目はバーグマン200にかなり酷似していた。シート高も770mm?780mm?どちらか公式でも記載が割れているのだが、足つきは良好。

バーグマン200の足つきは低すぎると記載されることもあるし、XMAX250は足つきが悪いと記載されるがどちらでもない中間の感じ。

実際の乗車ライダーは182cmで股下約80cmだ。

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シートは硬くなく、柔らかかった。2019年式なので3年乗車しているため柔らかくなったということも考えられるが、タンデム部分のシートを触っても同じ感触だったのでそもそもシートがそこまで硬くないと思われる。

ロングツーリング160km走行しても腰、尻が痛くなることなく走行できた。

メーターとライト

とにかくKYMCOのバイクを自身も過去にオーナーだったので言えることだが、外観、メーター、リアなどがやはり国内のスクーターとは大きく異なりデザインが魅力的だ。

メーターのバックライトはLED。ここは見やすいのになぜかフロントライトはハロゲンでポジションライトがLED。ナンバー灯もハロゲンだった。

外観

今回乗車したカラーはパープル。このG-dink250iはただでさえ出玉が国内では少ないのに、このカラーリングだ。

希少というか…ほとんど街でかぶることはないだろう。

正規品でパープルの配色、尖ったコンドル見たいなフロントデザイン、フルフラットフロアボードとかなり特徴的な1台。

KYMCOやSYMのバイクは時間とお金に余裕がある状態でかつKYMCOのパーツが供給できる代理店が近くにある場合に購入をおすすめする。

KYMCO、SYMの指南記事を挿入。

 

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