【新型】HONDA ADV160のまとめレビュー!PCX160とADV150と比較してみる

バイクレビュー

【結論】便利すぎるアドベンチャースクーターADV160

昨日早速新型のADV160を乗車してきたのでレビューをまとめたいと思う。

HONDAのモデルチェンジはどれも魅力的なのだがADV160も約2万円の価格差しかないが、大幅改良。

アドベンチャースクーターというよりはコミューターとしても使えるのでは?と思える仕上がり+オフも楽しめるスクーターだ。

トッサンです。普通二輪以下専門チャンネルもOPENしました。原付二種はこちら

こちらの動画ではADV160をHONDAの別の機種と比較しながら紹介していく。

  1. 価格
  2. 走行
    1. シート
    2. 操作性
    3. 加速
    4. 高速
    5. 振動
  3. 積載
    1. グローブボックス
    2. シート下
  4. ウインドシールド
  5. ブレーキ
  6. スマートキー
  7. メーター

ADV160のカタログ値

全長:1,950mm
全幅:760mm
全高:1,195mm
ホイールベース:1,325mm
シート高:780mm
重量:136kg
燃料タンク:8.1L
最低地上高:165mm
エンジン:SOHC水冷単気筒4バルブ
排気量:156cc
ボア×ストローク:60.0mm×55.5mm
圧縮比:12.0
馬力:12kW(16PS)/8,500rpm
トルク:15Nm/6,500rpm
燃費:42.5km/L
排ガス規制:平成32年規制
フロントサスペンション:正立
フロントトラベル:130mm
リアサスペンション:ツインショック
リアトラベル:110mm
フロントブレーキ:240mm/2POT
リアブレーキ:220mm/1POT
フロントタイヤ:110/80-14M/C 53P
リアタイヤ:130/70-13M/C 57P

価格

旧型:税込45万1,000円
2023:税込47万3,000円
PCX160:税込41万2,500
旧型よりは+2万1000円、PCX160よりは約6万円高い新型ADV160だがフルモデルチェンジのわりにはコスパが高いと思える。その理由も併せて追記していくが、デイリーコミューター向けだとPCX一択だと思えた。

走行

今回馬力やトルクのカタログ変更が旧型のADV150からありエンジンがPCX新型と共用のesp+エンジンに変更された。

なので、乗り出す前は馬力、トルクを中心にレビューを組み立てていき、ここに感動するのだろうとある程度予想は立てていたが、そうではなかった。

今回一番感動したのは、シートの高さ、足のポジション、そして最低地上高だ。よりアドベンチャーバイクのようなポジションを乗ってて体感できた。なのにシートは高くなくてベタ足。面白い。

シート

まず乗って感じたのはPCXよりもハードであるということ。以前のADVとの違いも見た目上あるが、見た目の質感の良さはダブルステッチがあしらわれているのである。

だが、それ以上の機能性が重要なのだが120kmを一日で走行したがお尻、腰はいたくなかった。

それ以上に後述する純正のサスペンションセッティングでは下からの突き上げ、衝撃がすごく、牛丼を食べた直後の自分はお腹が痛くならないか心配だった。

シート高が低いとあんこが削られていることがあり、長時間乗ると結局お尻が痛くなることが多いがそれがなかったのは長距離の走行も考えられている素晴らしい。

操作性

とにかく取り回しが良かったのが印象的。実際に山へ赴いてツーリングをしてみたが、最低地上高が高くマフラーを擦るか心配しなくてよかった。

レビューは125ccだったり、自分のバイクはビクスクということもありこのバンク角には驚いた。スクーターでもここまで倒せるのか…

というのもバイクをレンタルする前に3回くらい「新車で慣らし運転が終わってないので、バイクを寝かさないでください」

と警告されました。1回でわかるよ….と思っていましたが、ツーリングしてると倒したくなってきたので3回も忠告された理由が判明。

この見た目で車両重量は136kgとコンパクトでPCXとほぼ変わらないので取り扱いも楽だ。憧れのアドベンチャーバイク、足つきの良さ、積載量の豊富さは新規層の開拓ができそう。

加速

0-60km/hの加速はスムーズだが、今回はあえて加速の動画は作成しなかった。というのもADV160は辛口にコメントすると「加速は面白くない

というかPCX160のエンジン出力曲線を見れば、ピーキーエンジンが好きな方はそう思う。PCX160と共用エンジンを搭載のADV160も同様に電動スクーターのような滑らかすぎる加速をする

それは、それでいいのだが「ショートストロークエンジン」「タコメーター」搭載しているので浪漫エンジンでピーキー仕様でもよかったという個人的な意見。

だが、その一方で「足つき良し、アドベンチャー」に扱い易い加速のエンジン搭載と終始一貫したバイク設計。

終始貫徹したHONDAのバイクづくりは初心者の方やこれからバイクを乗りたいと思ってる人にもささる良いバイクだと思う。ちぐはぐな設計よりは個人的には好き。だが、加速は面白いかといえば面白くない。

だが、6000rpmからはグッと加速するので加速を体感できるが60km/hは超えてる。

加速だけだとNMAX155、X-Force155に搭載しているエンジンがとても面白い。

高速

前回のADV150同様に高速走行をしたがやはり揺れる。PCX160では100km/hで横風が強い中走行したが安定した走行を楽しめた。

80km/hくらいから足置きの振動が発生。さらには高速と言っても凹凸が見られる道もあるので下からの突き上げが強い。

トレール量をPCXは確認できないのだが、ADVの方が横風に煽られ不安定だったこともあり高速での長時間走行はPCXの方が正直楽だと感じた。

 

だが、速度に関してはADV160とPCX160で同じ。と、思ったがADV160の方がやはり速度が出た。youtubeに動画を公開できるかできないか微妙なラインだが100km/h制限での高速で走行だと110km/hまでは平坦だとギリギリ出せた。(レッドゾーンなのでバイクにはよくない)

下りだとさらに速度が出たが120km/h出るか出ないか微妙なところ。体重によると思う。

振動

とにかくカッコイイ男のロマンぎゅっと凝縮。「SHOWA 別タンク式 リア ダブルショックアブソーバー 」。最低地上高が高いことからリアのショックアブソーバーのストリート量もかなり長いのが目視でもわかる。

だが、純正のセッティングでは下からの突き上げが本当にスゴイ。あやうく牛丼をドロップするところだった。腹八分目にしようと定食で済ましておいてよかった。

PCX160と同じだろーって思って乗るといい意味でも悪い意味でも市街地では全く違う乗り心地になっているので市街地向けバイクをレビューすることが多い私にとっては意外性満点だった。

積載

シート下の積載容量は29Lとなっている。PCX125のJF28モデルのようなシート下だと直感で思った。

フルモデルチェンジ前のかなり前のPCXなのだが、今のPCX125よりもシート下積載が小さく形状がよく似ており、かつ高さがあまりない。

29Lもある積載容量

簡易工具がつけられる

何もない場合のシート下積載のイメージ図

ジェットヘルメットで公式画像では「ヘルメット収納できるよ」みたいに書いてますが、システムヘルメットとフルフェイスは入らないだろう。自分のヘルメットももちろん入らなかった。

オフロードバイクでここまで積載もこなせてしまうのであれば、遊べるバイクで実用性もある。

グローブボックス

2.1Aでのスマホ充電が可能。USBからの充電供給が可能なのでTypeCtoよりも助かる。

グローブボックスはスマホ充電とペットボトルを同時に入れることはできない。どちらか一方といったサイズ感。

ペットボトルを実際に入れてみるとわかるのだが、設計した人は天才だと思う。ペットボトルがあまりにもきれいに収まる。無駄がなさすぎるサイズ感になぜか芸術を感じた。

@toltusan125cc HONDA adv160 レビュー 始動#adv160 ♬ original sound – 125cc専門トッサン

風の音が少し入ってしまったが、PCXよりは好き。

ウインドシールド

新品だとこの透明感

2段階調節はつまみで可能。詳しくは動画でも解説しているが、前よりも出しやすくなった。1段目(↓)の場合は182cmの私の場合はへそまでの防風。2段目(↑)の場合は、脇くらいまでは防風効果あり。

真ん中の穴は整流効果だと思われる。調節が前より硬くなくてしやすかったのが良かった。女性でも軽々つまんで出せると思う。

ブレーキ

花びらディスクがカッコイイ。ABSはフロントのみだ。PCXもディスクなのでここに差があるのか?と思ったが、しっかりしているHONDA。パッドのカスを落とす用の穴もかなりあるが、形状がとにかくカッコイイ。

フロントのディスクブレーキも花びら、前後油圧式ディスクブレーキだ。制動力は良いのだが約50万円もするので前後ABSが欲しかったというのが個人的な意見。

スマートキー

PCXや他の小型バイクに搭載しているスマートキーと同様で変化点はなし。クリックすると点灯してくる機能とキーロック機能が搭載している。

メーター

画像だと日中見ずらいように見えてしまっているが、そうではない見やすい。この日は快晴で一度太陽が真上に来た時があったがメーターに太陽が反射して眩しすぎて見えなかったが、それ以外は常に見やすかった。

以前のADV150と違いスイッチによってパネル内の情報を切り替えたりとギミックもある。見やすくなっているのADV160で間違いないのだが…

メーター内の一部が焼き付いているように見えた。スマホの液晶なども焼き付いているものがあると思うが、そのような見た目。詳しくは動画にて説明しているが、模様なのか、焼き付きなのか不明。

タイヤ

バイアスタイヤを履いているADV160。真骨頂は悪路に行ったときだと思う。レンタルだと林道や山に突っ込めるわけではないのでわからないが、見た目的にはPCXとの違いを楽しめる。

燃費

燃料タンクにも細工が施されており、タンクキャップをタンク内におけるようになっている。タンクは8.1Lで今回走行したADVは1kmも走っていない新車。

120km走った結果3.4Lの給油を行い35km/Lの燃費だった。ここまで卸たてのバイクに乗ることはないのだが、燃費はカタログ数値とは離れていたがカタログ上42.5km/Lとなっているのでそこまで悪くない。

まとめ

デザイン欲しさに買ってしまうという方も少なくないと思うが、「足つき良し」「積載良し」「

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