Honda Dio110のオイルストレーナー交換は、オイル交換のついでに行うと負担が少ないメンテです。この記事では、サービスマニュアルを見ながらの実作業をもとに、必要な工具・締め付けトルク・取り付け向きの注意点までまとめます。
使用している工具
普段のメンテ・DIYで使っている工具・常備品は、専用ページにまとめています。
https://motopetit.com/equipment/mine/
難易度
初級〜中級(ボルトが車体内部に落ちやすいので、救出用の磁石棒があると安心)
必要工具・部品
- サービスマニュアル(Dio110 / Dio110ベーシック共通箇所の確認用)
- ソケット / スパナ(ドレンボルト:12mm、ストレーナーカバー周り:約8mm/7mmから入るサイズ)
- トルクレンチ(締め付け:24 N·m)
- パーツクリーナー
- 交換用Oリング(純正または社外。本作業ではキタコを使用)
- (あると便利)100均などの磁力ピックアップ棒
- 廃油受け
作業時間
約15〜30分(清掃込み)
交換の目安

サービスマニュアルでは、オイル交換3〜4回に1回ストレーナー交換が推奨される内容でした。オイルを3,000kmごとに交換する想定なら、1万kmちょっとを目安にすると分かりやすいです。
今回は以前オイル交換済みだったため、ストレーナー交換のみ実施しています。可能ならオイル交換とセットで行うと工数が減ります。
作業の流れ(動画チャプター)
- 0:00 開始
- 0:54 ドレンボルト
- 1:59 ストレーナー取り外し
- 3:46 清掃
- 5:07 取り付け
1. カバー側のボルトを外す

対象箇所は、見て分かる2本のボルトを外す作業が中心です。Dio110ベーシックや、50cc規格の新基準原付側も、締め付け値は24 N·mで問題ない想定でした(同系統の記載)。
ドレンボルトは12mm。ストレーナー側のカバー/小さいボルトは見た目8mm相当で、実際は7mmから入りました。トルク表示がない箇所もあるので、サイズ確認は実物合わせが確実です。
2. ボルトが落ちたときの対処

狭い場所で作業すると、中にボルトが落ちることがあります。見えない場所に落ちた場合は、磁力で吸い付ける棒があると救出が簡単です。100均でも買えるので、メンテ用に1本持っておく価値があります。
3. ストレーナーを取り外す

走行距離が長い個体(本例では約26,000km)では、かなり汚れが蓄積している可能性があります。ボルトを外したら、ストレーナー本体を取り出し、状態を確認します。
4. 清掃時の最重要ポイント(向き)

パーツクリーナーで洗浄します。ここで一番大事なのは取り付け向きです。
- 奥側(内側)へ向かって細くなる形状になっている
- 手前側が厚い
- 上下は凹凸(ポコポコ)を触ると分かる。凹凸側が上
逆向きに入れると正しく収まらない/機能しない原因になるので、取り外し時点で向きをメモしておくと安心です。
なお、タオルで強く拭くと繊維が残る可能性があるため、パーツクリーナー主体での清掃を推奨します。
5. 取り付けとOリング交換

清掃後は正しい向きで差し込み、カバーを戻します。あわせてOリングは毎回交換するのが望ましいです。型番は記事下や動画概要にも記載予定のものを使用してください。左右差は基本なく、はめるだけの部品です。
Oリングの装着は少しつけづらいので、焦らず丁寧に。その後、指定トルク(24 N·m)で締め付けて完了です。

キタコ Oリング OH-22(交換用)
注意点まとめ
- オイル交換と同時に行うと効率が良い
- 締め付けトルクは24 N·m
- ボルト落下に備え、磁力ピックアップを用意
- ストレーナーの前後・上下の向きを必ず確認
- Oリングは再用せず新品へ
こんな人におすすめ
- Dio110系のオイル交換をすでに自前でやっている人
- ディーラー依頼費用を抑えたい人
- 高走行でストレーナーの汚れが気になる人
まとめ
Dio110のオイルストレーナー交換は、工具さえ揃えばDIYで十分可能です。特に「向き」と「Oリング新品交換」「24 N·m締め」の3点を押さえれば、失敗しにくい作業になります。詳細な手元の動きは動画の各チャプターを見ながら進めるのがおすすめです。