2025年版 NMAX155とPCX160の徹底比較

NMAX155とPCX160の比較項目

  1. 車体
  2. 用途
  3. 費用

私の率直な感想としては

  • NMAX155:ツーリング向け
  • PCX160:街乗り向け

特に今年のモデルからこれは顕著だなと思いました。その理由について比較、深堀していきます。

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NMAX155とPCX160の車体の違い

NMAX155とPCX160のエンジンの違い

  • YAMAHA NMAX155
    • 水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
    • BLUECORE
    • VVA/電子制御CVT/S・Tモード切替
  • HONDA PCX160
    • 水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
    • esp+

どちらも高速道路を走れるモデルです。

NMAX155とPCX160のカタログ数値の違い

項目 PCX160 NMAX 155 ABS
タイプグレード名 PCX160 NMAX 155 ABS
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ フルモデルチェンジ
型式 8BJ-KF47 8BK-SG92J
発売月 2 3
全高 (mm) 1125 1200
ホイールベース (mm) 1315 1340
最低地上高(mm) 135 125
シート高 (mm) 764 770
車両重量 (kg) 134 135
燃料消費率(1)(km/L) 53.5 52.2
測定基準(1) 60km/h走行時 国交省届出(60km/h走行時)
燃料消費率(2)(km/L) 44.9 46.4
原動機型式 KF47E G3V4E
排気量 (cc) 156 155
内径(シリンダーボア)(mm) 60 58
行程(ピストンストローク)(mm) 55.5 58.7
圧縮比(:1) 12 11.6
最高出力(kW) 12 11
最高出力(PS) 15.8 15
最高出力回転数(rpm) 8500 8000
最大トルク(N・m) 15 14
最大トルク(kgf・m) 1.5 1.4
燃料タンク容量 (L) 8.1 7.1
満タン時航続距離(概算・参考値) 433.3 370.6
変速機形式 Vベルト式・無段変速 Vベルト式・無段変速(電子制御CVT「YECVT」搭載)
フレーム型式 アンダーボーン バックボーン
懸架方式(前) テレスコピックフォーク テレスコピックフォーク(正立フォーク)
懸架方式(後) ユニットスイング式 ユニットスイング式(ショックアブソーバ2本)
タイヤ(前) 110/70-14 110/70-13 バイアス・チューブレス(荷重指数48/速度記号P)
タイヤ(前)荷重指数 50 48
タイヤ(後) 130/70-13 130/70-13 バイアス・チューブレス(荷重指数63/速度記号P)

NMAX155とPCX160の車両重量

  • PCX160
    • 134kg
  • NMAX155
    • 135kg

どちらも乗ってみての感想ですが、どっちが重たいってのは感じませんでした。どちらかというと重心が低いのがPCXで、高いのがNMAXと感じました。

NMAX155とPCX160のシート高

  • PCX160
    • 764mm
  • NMAX155
    • 770mm

シート高こそ6mmしか変化ありません。ですが、足つきはPCX160がベタ足に対してNMAXはシートの場所によっては踵が浮くか浮かないか?

身長182cmですが、PCX160はべたべたなのに対して若干ですが足つきが悪いかも。

NMAX155とPCX160の全長・全幅・全高

  • PCX160
    • 1,935mm/740mm / 1125mm
  • NMAX155
    • 1935mm/740mm /1200mm

数値で違うのが全高だけなので、取り回しは一緒かな~

NMAX155とPCX160のホイールベース

  • PCX160
    • 1315mm
  • NMAX155
    • 1340mm

NMAX155とPCX160の最低地上高

  • PCX160
    • 135mm
  • NMAX155
    • 125mm

NMAX155とPCX160の足回りの違い

PCX160

スペック表ではそこまで大差ないかもしれません。フロントサスペンションこそ私のような素人にはあまり差が感じられませんでしたが、リアショックアブソーバーに関しては結構違いを感じれました。

路面追従性の良さや、 路面の凹凸を乗り越える時には揺れがPCXの方が少なく感じられました。

NMAX155

以前のNMAXよりは良くなったなぁ。と実感はできたものの、サスペンションが縮む際に圧縮側の減衰力がやや強い気がしました。65㎏の人が乗っての感想です。

以前よりもかたすぎない気もしますが、以前としてPCXよりも路面からの衝撃を感じられ、乗り心地は硬いです。

NMAX155とPCX160のブレーキ

  • PCX160
    • 前ABS搭載 油圧式ブレーキ
  • NMAX155
    • 前後ABS搭載 油圧式ブレーキ

長年NMAXの方が優位に立っていますが、2025年版もNMAXの方が安心はお金で買えるのかも。

NMAX155とPCX160のタイヤ

  • PCX160
    • IRC
  • NMAX155
    • ダンロップ

NMAX155とPCX160の積載性

  • PCX160
    • 約30L
  • NMAX155
    • 約23L

この7Lの差以上にPCXはフルフェイス SHOEI Z-8 XLサイズがすっぽり収納できるのに対して、NMAXは深さこそありますが同じヘルメットが入りませんでした。

インナーポケット

PCXは片側だけに対して、NMAXは両側にインナーポケットがあります。

NMAX155とPCX160のメーター

  • PCX160
    • シンメトリーデザインの液晶メーター
  • NMAX155
    • 3.2インチLCDディスプレイ(液晶メーター)
    • 4.2インチカラーTFTディスプレイ

見やすさだけで言うとPCXの方が見やすいです。面白さでいうとNMAX。タコメーターがNMAXには表示されますし、疑似的シフトダウンなど使った際には急激に回転数が上昇するので

視覚的にも面白いです。

NMAX155とPCX160の装備

  • PCX160
    • ハザードランプ有
    • TypeC充電有
    • トラクションコントロール有
    • アイドリングストップ 有
  • NMAX155
    • ハザードランプ 有
    • 走行モード切り替え 有
    • トラクションコントロール 有
    • アイドリングストップ 有
    • 可変バルブ機構 有
    • TypeC充電有

NMAX155とPCX160のその他の違い

最高出力・最大トルク

  • PCX160
    • 最高出力 15.8馬力
    • 最大トルク 15Nm
  • NMAX155
    • 最高出力 15馬力
    • 最大トルク 14Nm

一見するとPCXの方が出だしも速いですし、最高速度もでるように見えます。ですが、実際乗ってみるとそうではありませんでした。

燃費

  • PCX160
    • 46km/L
  • NMAX155
    • 35km/L

実燃費は1L当たり10kmも離れてしまいました。これは私がNMAX走行時に高回転でブンブン走らせていたせいです。

ですが、あのNMAXを乗って低回転で走るのは難しいのでないかな?と思える面白さ。スクーターとマニュアルバイクの中間のような扱いができるので、高回転にしたくなります。

NMAX155とPCX160の用途・目的の違い

NMAX155とPCX160の街乗り性能の違い

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街乗りだけで言うと、PCXの方が滑らかな加速と凸凹な路面からの衝撃吸収性がより優れているので安心かつ快適に乗れると思いました。

足つきの良さも相まって、乗り降りの容易さやヘルメット収納も備えており街乗りメインだとPCXの方が依然として軍配が上がると思います。

NMAX155とPCX160の高速道路走行/山走行での違い

最高速

NMAX155の方が最高速が10km/h以上出ます。最高速度にして120km/h前後は出ました。

PCX160は、最高速が105km/h前後と高速道路メインで考えるにはかなり厳しいです。

直進安定性

PCXの方がある気がします。低重心ということと、足回りが良いのが理由なのかなと思います。

合流や加速

圧倒的NMAXの方が面白いですし、走りやすいです。特に疑似的シフトダウンを使用しての急加速やエンブレなどあらゆる場面で高速道路や山走行で優れていました。

ただ、他のスクーターで搭載していないので耐久性など気になるところでもあります。

シートの違い

PCXの方が同じ時間乗ってましたが疲れませんでした。やっぱりこのシートは凄いですね。

NMAXは以前モデルよりも大改良されており、PCXよりやや柔らかい感じです。

航続距離

  • PCX160
    • タンク容量 8.1L
    • 航続距離 372km
  • NMAX155
    • タンク容量 7.1L
    • 航続距離 248km

実燃費から計算すると130km位離れたのでかなり大差になってしまいました。

エンジン音

PCXはあえて回らないエンジンなのかな?とも思いました。最高速が今年のモデルになって10km/hも落ちてます。エンジン音もNMAXと比べるとかなり控えめ。

タコメーターをひょっとしてつけるとあんまり回転数が回ってないのかも。

NMAX155とPCX160のデザインの違い

 

NMAX155とPCX160の税金/年間維持費の違い

NMAX155とPCX160の車両本体価格の違い

PCX160

462,000円

NMAX155

459,800円

NMAX155とPCX160の維持費の違い

軽自動車税

「125cc超250cc以下」の区分に分類されるため、年間3,600円です。

自賠責

契約期間 自賠責保険料 1年あたりの保険料 (参考)
12ヶ月 (1年) 7,100円 7,100円
24ヶ月 (2年) 8,920円 4,460円
36ヶ月 (3年) 10,710円 3,570円
48ヶ月 (4年) 12,470円 3,118円
60ヶ月 (5年) 14,200円 2,840円

どちらを乗っても全く同じ維持費ですので、実燃費と修理費で差がつきますね。

まとめ

NMAXは数値化する以上に面白さがありました。久しぶりに動画撮影で「音割れ+🦍みたいな笑い方」しました。

NMAX155ABSは、マニュアルとスクーターの中間的存在で1台持ちライダーにも良いのかも。

PCX160は、スクーターを足として使う頻度が高い人は維持費をNMAX155よりも下げれますし満足度は高いのかなと。

 

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