Qjmotor RKO125Pの徹底解説乗車後レビュー!

Qjmotor RKO125p

そもそもQjmotorとは?日本人Youtuberはレビュー動画がなかった。よって初めてのレビュワー?になると思う。

そもそもQjmotorだが、日本の現地法人の名前がQjmotorで今年本格始動。2025年に日本に入ってきたばかりだ。だが、中国本土では銭江モーターサイクルとして1985年に設立。その後BENELLIを傘下にしている企業。

そんなメーカーが唯一ラインナップしているのがRKO125Pだ。まぁ動画が人気だとまたQjmotorを取り上げようと思うが再生数は伸びないので、この1回限りで終わりだろう。

まず、車体の感想としては「走りがシグナスXに似ている」ということだ。カタログを見ても大体予想して板どおりが、これだったら日本人からすれば「中古のシグナスx買った方がええやん」となるのであとは広告次第だと思う。

動力性能

原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 124.2
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 2
内径(シリンダーボア)(mm) 52.5
行程(ピストンストローク)(mm) 57.4
最高出力(kW) 6.9
最高出力回転数(rpm) 7000
最大トルク(N・m) 10
最大トルク回転数(rpm) 6000

トルクと加速感

まずは、最大トルク回転数が6000で最高出力回転数が7000rpmとえらく狭い。これがシグナスxのような狭い回転数の間でトルク感がある、グッと加速するような体感に仕上がっている。

これは個人的には好みだ。だが、全体的にシグナスxよりややマイルドにした加速感。というのがかなり的を得たレビューだと我ながら思う加速感だ。

というのも、このスクーターは「加速特化」「トルクの谷体験スクーター」というわけでもなくかなりマイルドなセッティングで燃費も狙っている。乗ってみると体感したのは「燃費を狙いつつ、シグナスxっぽい加速感の車体」だ。

低中回転はシグナスxよりも若干マイルドな加速感で高回転はトルク感がそれほどなく徐々に加速していく、このあたりはHONDAのリードだったり、DIOだったりフラットな加速感をするスクーターと同じ体感だ。

最高速

最高速は95km/hと説明書に書いてあったのでテストする手間も省けた。まぁテストではなく毎回夢を見ていると勝手に速度が出ているのかもしれないが..体重にここはよるところだ。

それよりもトルク感が薄れてくるのがだいたい70-80km/h位で6000rpmあたりなので、これ以降はあまり速度を出さないようにしていた。というのも市街地走行であれば、それくらい速度を出せればどこでもだいたい事足りるので、6000rpm以下で走行することがほとんどだった。

シグナスグリファスとの比較

車体の見た目的にもエンジン的に一番近いのがシグナス系だ。だが、日本のメーカーはやはり信頼も実績も国内では今年出てきたメーカーとは違うので、シグナスxよりもややマイルドなエンジンを買うだろうか?

と素朴にも思ってしまった。ここまで来たら燃費を捨てて走りに特化するか、燃費を極端に狙うかで良かった気もするのだが中古市場も併せて考えると「このバイクが欲しい!」と思わせる外車ならではの魅力が少ない気もした。

まぁそもそもシグナスももう別の国で製造してるので、製造は海外なんですが..

燃費

160kmを2.6Lで走行した。今回走ったのは広島県福山市ツーリング。少し街中を走って後は永遠に60キロ位で巡行できた。よって回転数も常に6000rpm以下だったこともあり燃費走りをできた。

それもあって61.5km/Lなのだろう。それにしてもかなり燃費は良かったがこの部分を大々的に広告しないのはなぜなのだろうか?

この燃費だと売り込み文句にはなりそうだが、走り方次第でがくっと燃費が落ちるのかもしれない。他の人が乗っているわけでもないのでデータが少ないので、比較しようがない。

運動性能

このスクーターを乗ったときにまず思ったのが「おーこのスクーターは前後でタイヤのインチ数が違うのか~」と思った。だが、よく見てみとどっちも前後12インチだった。

というのも運動性能としてはアドレス125っぽさがあった。フロントが12インチでリア10インチのような別々のタイヤを履いて、前は安定しているがコーナーでは立ちやすい、後ろは旋回しやすいそんな体感だったが、実際は前後タイヤのインチ数が同じ。

ということで前後のタイヤで進みたい方向が違うというか、ちぐはぐだった。

この感じ方に関しては、この前後で違う方が良いという感じ方の人もいると思うのでそれは良しとしておきたいのだが、前後12インチでこの感じ方は不思議だった。

着座姿勢

シートは低くアジア人向けだなぁとまず思えた。シート高は750mmと低く設定されている。そして何より着座姿勢に関与しているのがこの広大なフルフラットフロアボードだ。

地面に対して平行ではなく、若干前傾している。そしてこの広さである。ここをなぜ広告しないのか全く意味不明だ。

まず横幅が30cm、そして縦幅が最長40cmだ。こんな長いフルフラットフロアボードは見たことがない。アドレス125っぽいと書いたがこの点も1世代前のアドレス125みたいに足置きがかなり広い。

この広さはKYMCOなどの台湾メーカーは公式サイトに足置きにキャリーケースなどを置いているので、それを意識しているのだろうか?まぁ不明だが。

コンビニフックも開閉式なので、縦x横x高さで求められる体積はそうとうなものだ。これはここに段ボールとかおいてみたい。

操縦性

車体重心は意外にも低かった。そしてフレームに関しては海外メーカー特有のしなりのない感じであったり、直進安定性が特に強かったりしなかった。

なので国内スクーターと同様の感覚で体重移動でヒラヒラ旋回も可能。特にリアが10インチと感じるほど旋回性が良かったのでこの点も良いと思う。

ただ、シグナスのような剛性感はフレームに感じない。どちらかというと直線でも安定性がシグナスよりないのでしなりやすいフレーム。

乗り心地

謎の半分タックロールシートを搭載しているこのRKO125Pだが、シートは割と良かった。2人乗り部分は薄さをごまかすためなのかデザインのためかは不明。

シートは分厚くもなく、やや薄め。これはシート高を低くするためにちょっとあんこが少ない気もした。だが、フルフラットフロアボードがとんでもなくデカいので足のポジションの自由がききやすく疲労はしずらかった。

足回りだが、ここがまたちぐはぐ感があった。いい意味でも悪いい意味でもある。

制動力

まずはいい意味でだが、フロントのディスクブレーキは油圧式ディスクブレーキで2POT仕様で、これが40-50km/hからの急制動でガツンと効いてくれて制動距離が短かった。

この車体はABSも搭載しており、タイヤが横滑りすることもなかったので50km/h位からの急制動でも怖くなかった。リアも油圧式ディスクブレーキでこちらは1POTだ。

話はそれるがツーリングしていて久しぶりに事故しそうになった。福山市まで戻ってきて、前のプリウスが急停止。理由としては、十字路で飛び出してきた車に合わせててのブレーキだった。

自分が後ろにいたので、自分もたまらず急ブレーキ。プリウスのナンバープレートから数センチ手前で停止した。タイヤは横流れせず、ABSも発動しなかったしタイヤのグリップ力とこの前後ディスクブレーキじゃなかったらぶつかってたと思う。

ということで制動に関しては良かった。というか宣伝するところを間違っている気がする。

タイヤ

タイヤ(前) 90/90-12
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(後) 100/80-12
タイヤ(後)構造名 バイアス

タイヤメーカーが気になったので調べてみるとコーディアル。中国のタイヤだった。

無名タイヤメーカーでは横滑りしたりして、イヤーな気持ちになったこともあったが今回ばかりは助けられた。グリップ力がなかったら追突していたかもしれない。

まぁだが、あのちぐはぐな動きの正体がタイヤなのかもしれないし、フレームかもしれない。

足着き性

身長182cmだと超良好だった。腰当までお尻を持ってきても足つきは良い。

後席

タンデムグリップはやや細い感じがしたが、長さは良好。

それよりもホームセンターで買ってとってつけたような素人DIY感のあるこのピリオンステップは何だろうか。特に可動部分の金属がDIYっぽさ丸出し。

良い所と安っぽい所が差がありすぎである。

リアサスペンションとフロントフォーク

足回りの悪い部分だが、リアサスペンションはシングルレートでこれが結構跳ねる。HONDAのスクーターに近いリア回りでそれよりももうちょっと跳ねやすい。

下駄スクーターなので、柔らかさを重視していると思うがエンジンはシグナスxマイルド版なので何だろうこの不思議な感じ…

リアサスペンションは凸凹が小さくても大きくても「ぽよっ」と跳ねてくる。フロントフォークは割と沈み込む感じがあり、ストローク量はそこそこ。

収納力

メーターパネル

メーターは太陽の真下以外は見やすかった。こんなこと言うのも悪いが、YAMAHAのメーターよりも普通に見やすかった。

メーターは国内メーカーのスクーターとは違って、パネルが違う。何を採用しているかはわからなかったが触ってみる感じだとスマホのアンチグレア加工のフィルムみたいだ。

非常にさらさらとしている。これは本格的なアンチグレア対策だと思った。明るさもそこそこあるし、アンチグレア対策もしているのでデジタルメーターだが見やすかった。HONDAといい勝負かややHONDAに劣るかそれくらい見やすかった。

ODD,電圧,タコメーター,警告ランプなどが表示される。だが、乗っていて思ったが暖気中も回転数上げても何しても14.5Vのままだった。正確でなさそうだ。

ミラー

デザイン重視で面積が小さい。カスタムする必要がないミラーの形状で、かっこいいのは良いがシンプルに小さい。この次の日に乗るNMAXよりも一回り小さかった。

灯火類

全部LEDだ。方向指示器、ポジションランプ、テールランプ、ヘッドライト全部LED。視認性も良いが、テールランプはFORZAをパクったかのような見た目をしている。

ちなみにだがナンバー灯もLEDだった。とにかく視認性は高い。

総合評価

良い所は良かったり、だが悪い所も目立っていたり全体的にどこを目指したいのかはっきりしきっていないような車体だった。

価格は32万8000円なので、国内だとリード125あたりが競合になってくるのだがこのエンジンは空冷だ。この価格帯以降は水冷エンジンが欲しい所。

あとはそうなってくると、セールスポイントで勝負

  1. 燃費
  2. 安全性
  3. 灯火類
  4. 足つき
  5. マイルド版シグナスx

ここらへんだとは思うのだが、「うーん。じゃあ○○でいいや!」って国内の中古スクーター市場から他のスクーターを選んでしまいそうである。

良くも悪くもKYMCOのGP125iなどは1番加速が速いその1本槍感はあるが、外車には何か国内スクーターにないものを求めてしまう。

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