【2023】SUZUKI GIXXER150の実走行レビュー!不満点は?良い所は?

SUZUKI

【結論】俺が知ってるスズキ実用性バイクがキタ

外装はスポーツタイプっぽくすることで所有感を上げつつも、中身インドで磨かれた実用性重視バイク。燃費検証では40km/h以上を叩き出し、航続距離は推定約500km以上無給で走る。

まさに「こういうの」だよ。と思わんばかりのSUZUKIから出ている150cc GIXXER150だが実際に乗ってきたので良い所と悪い所をまとめていく。

良い所

  1. センタースタンドがついてる
  2. タンクが12Lと大きい
  3. 実用的。なのにスポーティ。
  4. なんといっても安い

不満点

  1. 150cc?ちょっとパワーがないような
    1. 中ー低回転重視セッティングのエンジン
  2. 振動
  3. 高速が乗れる。はおまけ
  4. 近くで見ると若干チープな作りがある

良い所

ハッキリ言ってこのバイクは好き。ハッキリとしたコンセプトのバイクが個人的には好きなのだがこのバイクもわかりやすいコンセプトなので非常に好感を持てる。

 

センタースタンドがついてる

バイクを自分でいじってみようかなー。もしくは、自分で修理をしたい人にとって別途ジャッキを購入したり、置き場所が問題である。

自分で修理したことがある方なら「あるある」なのだが、センタースタンドがあると非常に楽。特に頻度の高いオイル交換など。

修理、点検にもセンタースタンドは使えるし、小さな駐輪場で限られたスペースに止める場合などはセンタースタンドが使えるととめやすいこともあって何かと重宝。

もちろんサイドスタンドも使えるので切り替えが自由。

タンクが12Lと大きい

タンクもニーグリップがしやすく、容量も大きい。12Lのタンク容量と非常に大きく、実用的。150cc台の中でも際立った実用性のバイクだ。

実際に400km以上も無給で走行できるし、高速を走る時や田舎に行っても給油にそこまで困らないのは非常に魅力的。

尖ったバイクだと都会在住の方にのみオススメ。などのバイクがあるが、これだけタンクが大きいと万人受けしてしまう。

実用的。なのにスポーティ。

最近は水冷エンジンが多いが、空冷エンジンが良い味を出している。テールライトも個人的にはカッコイイと思える。

コンセプトとしては「遊べるバイク」なのでまさに最近のHONDAから出ているカブシリーズと同様で、実用性ベースの上に遊びが派生してきている。

高速に乗れて、実用性重視となるとまず選択肢に入る一台

なんといっても安い

価格は以前のモデルより少し上がったが、それでも125ccとほとんど変わらない価格だ。

本体価格:385,000円(消費税抜き350,000円)
GSX125シリーズより低価で、125ccで一番人気のPCXシリーズとは約2万円しか違わない。価格設定が絶妙に良い。

不満点

良い所ばかりを見てきたが、実は不満点はある。実用性に魅力を感じる分。見た目のスポーティなデザインとは乖離している。

150cc?ちょっとパワーがないような

実際に走行してみると

1速:40km/h 2速:60km/h 3速:80km/h 4速:100km/h 5速:110km/h
これが各変速の最大速度だった。登りになるともう少し速度は出ない。また、90km/hから(7000rpm~)は振動が激しくなってくる。エンジン音も大きい。
また、ワインディングでの走行はカーブからの立ち上がりから高回転に向けて気持ちのいい吹け上がりをするわけではなく、やや伸びのない印象。
中ー低回転重視セッティングのエンジン

GIXXER150の走行音

とにかくこのバイクは市街地向けがベースで、125ccと同じ扱いができる反面、ツーリングに行くと気持ちよさはそこまで得られない(個人的な感想)

車体の軽さや扱い易さに加えてトルク型と言われるエンジン設計のため、数字からも読み解けるのはもちろんのこと、実際に走行してもやはり走りではGSXシリーズをオススメする。

125ccだがGSXRやGSXSは高回転にしたくなるようなパワー型エンジン。そもそも出力ピークの回転数が違うので比べるのも違う気もするが「GSXの方が走りは楽しい」

振動

とにかく揺れる。といっていいだろう。特に80km/hまでは回転数もそこまで高くないため気になることはない。

裏を返せば公道で振動に不快を覚えることはほとんどない。ということになる。だが、ひとたび高速や自動車専用道路などに合流して走り出すと振動がとにかく気になる。

動画では20分くらい高速を走行していると足が痺れてきた。とくにフットステップの振動がすごくて足が痺れた。

高速が乗れる。はおまけ

GIXXER150は高速はチョイ乗り。という考え方が合っていると思った。長時間高回転を維持しての走行は非常に足が疲れる、痺れる。

肉厚のシートは市街地でも有能で、サスペンションも純正で柔らかく腰や尻が痛くなるということはなかったものの、馬力が14PSしかなく高速では周りのバイク、車と並走するには常に高回転。

単気筒エンジンを搭載しているバイクで高回転を維持すると必然的に振動は大きい。特にSUZUKIが悪いということでもないが、乗ってみた感想は「高速はおまけ」

環状線などの1時間も乗っていないような高速だと非常に使い道としてはいいような気もする。

近くで見ると若干チープな作りがある

ところどころよくよく凝視してみると「チープ」に感じる部分がある。車体価格が38万円なので特にいちゃもんをつける必要もないのだが、見た目や所有感を拘るような方であれば少しオススメできない。

あくまで実用性重視の150cc。そのうえでカッコイイというのがウリ。

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