DIO110からの乗り換え
身長181cmでDio110乗ってます。買い替えでアクシスZ、ジョグ検討中です。タイヤ14インチから10インチに小さくなってどうでしょうか…?
高身長の人はアクシスzがオススメ
私は182cmあるのでどちらも乗った感覚だとアクシスzがオススメ。逆に足つきが気になる方はJOG125の方が断然おススメです。
JOG125を乗ったときですが、ビクスク並みに足が下り曲がってしまいました。フラットフロアボードに足を置いた際もハンドルとの距離感が近く窮屈に感じます。
アクシスzは一方でJOGよりハンドルとの距離感を近く感じませんし、何よりシートが長いのでより足を延ばせます。
JOGはシートがアドレスv125を彷彿とさせるくらいシートが短いので、私は座ってるポジションを変化して足の位置を良く変えますがこれがしずらかったですね。
DIO110とアクシスzとJOG125の違いとは
重量
まずは、重量とバイクの関係をグラフにしてみました。
比べて分かりやすいように他の現行販売車種も追加してみました。
グラフから見てもわかる通りJOG,DIO,Axisは100kg以下で原付二種TOP3の軽さになります。
私も乗りましたが、重量での差はあまり感じなかったので駐輪場からの出し入れに大きな違いは感じれませんでした。
ホイールベースの違い
JOG、DIOの次はアドレスとなっており、アヴェニスの次にアクシスzが軸間距離が長くなっています。
JOGとアクシスzでは1205mmと1275mmと軸間距離が70mm違います。一方DIOとJOGでは1205mmと1255mmで50mmの差があります。
タイヤサイズ
扁平率は今回無視しました。タイヤのインチ数で分けてみると、アクシスzとJOG125のみが現行の原付二種国産メーカーで10インチタイヤを採用しています。
DIO110は14インチで一番大きい部類であることがうかがえます。
私の体感
タイヤも含めて、重量、軸間距離が体感の違いに大きな影響を及ぼしております。
数値で見るとJOGとアクシスは軸間距離がしかほぼ差がありません。ですが、安定性という面ではアクシスzで小回りという面ではJOG125の方が明らかに有利だと実感できる差がありました。
一方でDIOとJOGだとホイールベースとタイヤサイズが大きく違います。
乗り心地という面では、DIO110 > アクシスz >> JOG125というのが私の意見になります。
タイヤサイズの変化による違いとは何か
タイヤが14インチと10インチによる違いは主にまとめると
- 走行時の安定性
- ジャイロ効果
- 路面ギャップ大、小による乗り心地
- 押し歩きや駐輪場の出し入れ
より詳しく見ていきましょう。
走行時の安定性がジャイロ効果で変わる
イメージとして大型バイクの方がタイヤが大きく安定してそうですし、50ccだと大型バイクのタイヤより安定してなさそうですよね。それはいったいどうしてでしょうか。
- 自転軸の保持性: 回転している物体は自転軸の方向を一定に保とうとします。
- 姿勢の安定性: 回転の勢いが大きいほど、物体は姿勢を乱されにくくなります。
一番わかりやすい例がコマですね。では、タイヤの10インチと14インチのようにコマの大きさが違うとどうなるのか
- 質量: 質量が大きいほど、同じ回転速度でも角運動量が大きくなり、ジャイロ効果は強くなります。
- 質量分布: 回転軸から遠い場所に質量が分布しているほど、同じ質量・回転速度でも角運動量が大きくなり、ジャイロ効果は強くなります。
小さいコマと大きいコマで良ーいドンで同じ力で回すと、より安定した回転を維持するのが大きいコマです。
モーメントや計算式は難しいので割愛しました。
路面ギャップ大、小による乗り心地
一般的にタイヤが大きいと路面ギャップが小さくて乗り心地が良い。タイヤが小さいと乗り心地が悪いとされています。私も乗っていてもそう感じますが、なぜでしょうか。
要因としては3つありますが、まぁ他も厳密に言うとあるのでしょう。
- 最小回転径の増加
- ジャイロ効果の増加
最小回転径の増加
50ccと中型、大型バイクのハンドルの切れる角度は違います。極端に50ccと書きましたが、10インチタイヤですとそうですね。
タイヤが大きいバイクがガシガシハンドルを10インチタイヤのバイクと同じように切るとどうなるでしょうか、他のパーツと干渉してしまいます。
ハンドルの切れ角が小さいほど、同じ半径で旋回するには大きな円を描く必要があります。この感覚は乗ってみると一番早いんですがねぇ..。大きな円を描こうとせずに、キュ!ッと強引に展開するとこけたりしますし。
ジャイロ効果の増加
先ほど紹介したジャイロ効果は、タイヤ径が大きく、重たいほどジャイロ効果が強くなりました。
強いジャイロ効果は、安定している一方で車体の向きを変えようとする力に対抗してきます。
安定してるけど、ハンドル操作には抗ってきます。これが、小さいタイヤだと小回りが利きやすく、大きいタイヤだと効きずらいイメージになってるのかなぁと思ってます。
押し歩きや駐輪場の出し入れ
これはかなり実体験にも基づく部分も多いですが、結局タイヤが大きいと大きい円を描かないと曲がってくれません。
今回のケースではJOG125,DIO110,Axis-Zは軽量なので重量はそこまで気になりませんが、タイヤが小さいと小さい円を描けば出し入れできます。
まぁこれは重量が重たくなってきたときにより実感するので、どちらが出し入れしやすいのか!?というのは、考えないので良いのかなと思います。
車体の違い
シート
JOG125とアクシスzは共通パーツを沢山使用してます。ですが、シート高を見るとかなり違います。
シート高 | 735mm | 770mm |
シート高の35mmを同じタイヤの大きさで出そうとするとどこかを削らないと生まれません。私はあんこを抜いたのかな?と思いました。
要はシートを薄くすることで足つきを良くしたので、ロングツーリングだと肉厚シートの方が疲れません。とくにお尻が火を噴くことになります。
ですが、高身長の方はそもそもアクシスzでも足つきは良いわけです。体重こそわかりませんが、私みたいに細見の方だと余計お尻が痛いです。よってアクシスzの方が快適に座れる。というのが私の持論です。
ブレーキはディスクかドラムか
ブレーキ(前/後) | ドラム/ドラム | ディスク/ドラム |
ブレーキが前後ドラムなのがJOG125です。そして前はディスクなのがアクシスzです。実はブレーキの制動力自体はドラムの方が効くのですが、スクーターでも他のバイクでも油圧式ディスクブレーキを採用していることが最近は多いです。
ここからは私の意見ですがスクーターだと油圧式ディスクブレーキの方が良いなと思う点です。
- 制動力のコントロール
- 点検
制動力のコントロール
JOGとアクシスではそこまで大差ないように感じましたが、ブレーキレバーを握っての制動力の調整がより難しいのがドラムブレーキです。
これはドラムブレーキのセルフサーボ効果によるものですが、話が脱線するので短くまとめるとちょっとブレーキレバー握るより、ガツンと握ると急激に制動力が得られるから。
なので、ちょこちょこ握るよりガッツリ握る方がブレーキが効きます。他にも熱による影響などもあり複雑です。
ディスクブレーキは、ちょこちょこ握って制動力が調整しやすいです。
点検
スクーターはメンテしずらいです。ただでさえカウルに覆われており工賃もお高めに。ビクスクとかいい例ですよね。
ドラムブレーキは目視で外から見てもどこまで減ってるか分かりません。ただ構造自体はシンプルなので重要点検項目ですが、取り換え安いです。
ディスクブレーキは外から覗いてもパットの薄さが分かります。目視点検しやすいです。
タンク容量
JOG125は私がレビューした車体は絶対何かトラブルがあったんだろな。。と思うくらい燃費が悪かったです。今までカタログ数値と15km/L以上離れた車体なんてなかったです。
それはさておき
燃料タンク容量 | 4.0L | 5.5L |
同じ航続距離だとしてもアクシスzの方が1.5L多いので単純に50km以上は走ってくれますので、やっぱり長距離走るには良いですね。
やっぱり積載量
アクシスzは一番荷物が入る車体なので比較するのもなんですが…
まとめ
今年悩んでいる場合は半年もするとFazzio125も販売開始されます。これはJOG125,Axis-Zと比較するとよく似た性質を持っている車体なので今買ってから、「あーFazzioの方が良かった」なんてなるかもしれませんので購入時期が2025は重要かも。
DIO110を持っているということなので、よりタイミングが重要かもしれません。
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