インドの帝王スクーターアクティバ125
インドで昨年2024年販売されたスクーターランキングを見てみました。一位はこちらのアクティバ125です。
一番売れると想定されているのがPCXの1万8000台ですが、アクティバは239万台売れたそうです。売れてる台数が違いすぎて一瞬意味が分かりませんでしたが、スゴすぎです。
今回はそんなアクティバはどんな車体か特徴まとめてみます。
ちなみにですが、インドHONDAの車体は日本に入ってきておらず、SUZUKIはインド発売の車体を日本に持ってきていますね。
カラーラインナップ
- レブルレッドメタリック
- パールイグニアスブラック
- パールプレシャスホワイト
- マットアクシスグレーメタリック
- パールサイレンブルー
- パールディープグラウンドグレー
あまり車体はシャープではなく丸み帯びてます。また、フロントは前のリード125にちょっと似ているような。
特徴
給油口の位置が後ろ
SUZUKIから出ているアドレス125もアクセスとしてインド発ですが、HONDAのアクティバもインド発だと後ろから給油。
これはインドではこういった形状のスクーターが受け入れられるんでしょうね。日本で流行らないとみてHONDAが入荷していないのか、それとも今後インド発のスクーターが日本にどんどん入ってきた場合はほぼ全て後ろから給油になりそう。
グローブボックスは1つ
フロントグローブボックスは1つのみついてます。
TypeC
5A/3Vの15W充電が標準装備されてます。
キーレスは上位グレード
流石は200万台の数の暴力です。車体が16万円ですが、キーレスは光るやつついてます。
テールランプ
個人的に面白いのがテールライトの形状です。Xの形をしていてPCXっぽさもありますが、シャープではなく丸いのでこれまた別物って感じ。
ヘッドライトもテールライトもLEDです。
嬉しいキックスタート
カタログを見てみると、発進方法はセル/キックとかいてますがキックペダルがないような…
TFT液晶メーター
4.2インチ液晶メーターでRoadSyncモデル対応です。どう考えても16万円台のクオリティではないですね。(笑)
液晶は3段階の明るさ調節機能が搭載、夜間と日中での画面切り替えなどが行えるそうです。それにしてもインド発のスクーターはどれも液晶メーターですね。
個人的には4.2インチはメーターとして液晶が小さすぎる気もしますが、実物を日本では見ることもできないですね(笑)
カタログ
車体寸法 | |
---|---|
全長 | 1850 mm |
全幅 | 707 mm |
全高 | 1160 mm |
ホイールベース | 1260 mm |
最低地上高 | 162 mm |
車両重量 | 107 kg |
シート長 | 712 mm |
シート高 | 165 mm |
燃料タンク容量 | 5.3 L |
エンジン | |
タイプ | 4ストローク |
排気量 | 123.92 cc |
最大出力 | 6.20 kW/8.3Ps @ 6500 rpm |
最大トルク | 10.5 N-m @ 5000 rpm |
燃料供給システム | PGM-FI |
ボア×ストローク | 50.0 × 63.1 mm |
圧縮比 | 10.0 : 1 |
始動方式 | セル/キック |
トランスミッション | |
クラッチ形式 | 自動遠心クラッチ乾式 |
タイヤ&ブレーキ | |
タイヤサイズ(前) | 90/90-12 54J |
タイヤサイズ(後) | 90/100-10 53J |
ブレーキ形式&サイズ(前) | ディスク 190 mm |
ブレーキ形式&サイズ(後) | ドラム 130 mm |
フレーム&サスペンション | |
フレーム形式 | アンダーボーン |
フロントサスペンション | テレスコピック |
リアサスペンション | 3段階調整スプリング付き油圧式 |
電装 | |
バッテリー | 12 V, 5.0 Ah |
ヘッドランプ | LED, DC |
これもインドのお国柄なのかもしれませんが、リアサスペンションが3段階調節可能。
私のイメージはとんでもなく荷物を載せまくってるイメージしかありませんので、調節できた方が助かります。
タイヤもフロントに12インチ、リアに10インチタイヤとかなり小さめ。シートも712mmと長く2人乗りを考えてだと思います。
それを踏まえて、常時重たそうなので低回転重視のエンジンを採用しているって感じなのかなと。
まとめ
それにしても、230万台売れるというのは文字通り桁違いです。日本生産でのスクーターが日本で乗ることはないので、海外で売れているスクーターが日本に入ってきて乗るというのが当たり前になってきました。
また、DIO110などのESP空冷エンジンは日本で販売されていますが、125cc版の空冷エンジンESPはないのでどんな走りなのか見当がつきません。
とはいえ、日本にはリードやDIOなどのベトナム、タイ発のスクーターが人気ですので販売するのも難しいのかなと。