WR125R 2026年モデル乗車後レビュー!フルサイズオフロードバイクの実力はいかに…

WR125Rを乗ってきた率直な感想

まず、オフロードバイクに乗るのは125ccでは久しぶり。KLX以来でYAMAHAの場合はこれがはじめて。

なので、オフロードバイクのYAMAHAカテゴリー内で比較というのは今回はスルーするが、それにしてもお尻から火を噴きまくった。痛すぎる。

それでいて「クラスオーバーの足回り、安定感、回せるエンジン」といった3つが大きな武器だと思った。

特に足回りに関しては、相当感動したのだがそれを打ち消してまうシートだった。それでは詳しく深堀していく。

WR125R動力性能

原動機種類 水冷, 4ストローク, SOHC, 4バルブ
気筒数配列 単気筒
総排気量 124cm3
内径×行程 52.0×58.7mm
圧縮比 11.2:1
最高出力 11kW(15PS)/10000r/min
最大トルク 11N・m(1.1kgf・m)/6500r/min

まずは、15馬力でYZF系エンジンということなのでどんなもんかと思ったが細かくチューニングされていた。設定はオフロード向けということもありVVA発動タイミングは7-8000rpmあたり。

他の車体が多くは6000rpm前後でVVA発動することを考えるとタイミングが遅れている。

初心者向けといわれることもあって、あえてエンストさせてみたが、まぁエンストしない。1000rpmでようやくエンスト。エンスト耐性という観点からはオフロードがそういう物なのか、それともWR125Rが特別なのか…

WR125R街乗り

このまま1速から回転数を上げると7000rpm到達時点でなんと20km/hしかでていない。

さらにGPS誤差を測定すると5km/hずれていた。要は、1速で7000rpm回すと実際15km/hしかでていないということ。これはビックリするが減速比を見てもわかる通り

  • 1速:2.833
  • 2速:1.875
  • 3速:1.363
  • 4速:1.142
  • 5速:0.956
  • 6速:0.840

かなりローギアによっている。実際街乗りで1速から~6速まで変速していったが、低中回転がずば抜けてトルクを感じるというわけではなくよく用いられ表現として「粘るエンジン」というのがしっくりきた。

最高出力から最大トルク回転数が結構開いていることもあって、滑らかな加速をしていく印象。VVAが発動したからといってもHONDAのVTECのような切り替わった!という体感はない。

他の車種でトルクを感じたのは、VVAに切り替わったというよりも結局のところパワーバンドが絞られていたからグッと加速していたのだと思った。

付け加えて、やはりYAMAHAのVVAは高回転がスムーズだなぁと思わされる1万回転回してもまだスムーズに回り続けるのはやっぱりすごい。

スゴさの実感

このスゴさは、あえて回らない空冷・単気筒・2バルブの車体を乗ってみて初めて実感できると思った。

というのも最初からスマートフォンでヌルヌルに動作するiPhoneを操作してもこんなもんか。スマホってと思うかもしれないが、初期のandroidのポンコツぶりを知っていれば動きのスムーズさに感動する。そんな感じ。

よってこのVVA搭載の水冷単気筒が初心者向けで、扱い易いのは本当にその通りだがこれを1代目だとこれがその人の当たり前になるので、回転数上げてこれだけスムーズに回ることの凄さが伝わらない気もする。

まぁそんなこと言う私も乗る前までスゴさが伝わっていませんでしたが…

WR125R最高速

おおよそ100km/h位でした。15馬力の割には最高速はでない。ですが、真骨頂はスムーズな加速、高回転キープの走行や低回転の粘りなのでそんなに落胆することはない。

WR125R有料道路

 

特に有料道路で走行して4,5速のVVA発動の高回転は超官能的だった。気持ちいたらありゃしない。

ただ、弱点と良い所で分けると

WR125R有料道路弱点

・合流は苦手

・グッとトルクが出てこない

WR125R有料道路良い点

・125ccクラスと思えない安定感

・回しきれるエンジン

さすがに6速になると巡行メインのギアなので6000rpmから10000rpmまで回るのに時間がかかる。そもそも高速道路に乗るわけでもないので、実用的で十分。

この日は突風がすごくて気温が2度。周りの125ccが小径タイヤで風にあおられて車体がよろよろしていたが、それをよそ目に同クラスと思えない安定感だった。

まぁ私がYAMAHAといえばほぼスクエアエンジンの単気筒のトルクの出方が好きなだけなので、フラット加速でも何ら問題ない。

WR125R燃費

燃料タンク容量 8.1L(無鉛レギュラーガソリン)

93kmを2.3Lで走行した。40km/Lくらいになる。うーん。まぁこの極寒なので致し方ない燃費。

航続距離は320km位になる。

WR125R運動性能

ハンドルの切れ角は30度位で、ハンドル自体に軽さは感じたがそうそう簡単にいつも乗ってる小径タイヤと違ってハンドルを切ることはできない。

低速のUターンはこのエンストしずらいクラッチに任せるとして、117mmもあるトレール量で相当の安定感と路面追従性があった。なかなか125ccクラスで経験できない体感だった。

調べてみるとCRF250Lよりもトレール量があった。なので実際林道はい

けてないのだが、想定するにクイックなハンドル操作は市街地でも苦手なので苦手なのかも。

セミダブルクレードルフレームの剛性がこれまたすごかった。オフロードバイクはどれもこうなのか、それともWR125Rがすげぇのか…

曲がっても変なねじれ方をしないし、思った通りに曲がるというのが素直な感想。

WR125R着座姿勢と乗り心地

とここまでかなりWR125Rの良い点に触れてきたわけだが、結局のところこのまな板みたいなシートのおかげでお尻が痛すぎた。マクドナルドに1時間半滞在しても回復しなかった。

そもそもこの理想とするような「路面追従性」「安定感」「足回り」を実現したのだが、足つきはかなり悪い。まぁ乗る前からわかるような大きさだが、乗ってみてもあまり沈み込まない。

182cmある私でもつま先立ちで信号待ち。指先しかつかない状態だった。

シート高 875mmはかなりあるが、シート幅がかなりスリム。冬装備ではズボンが擦れるぅ~そんな思いはしなかったが、大事なのでもう一度言うと

お尻は痛かった。

だが、膝周りに関しての痛さはなく、125ccだと窮屈な姿勢になることが多かったのでここは素直に良い点。

WR125R制動力

前後同時、前だけ後ろだけとブレーキをかけてみたが滑るという体感はなかった。ただ、雨が降っているとまた話は別かもしれない。

オフロードバイクはこういう物なのか握ってみると初期の立ち上がりがかなり緩やか~だ。

街乗りだけの印象だが、かなりのローギア設定なのでエンブレがあまり効かない。スクーターでいう低速でクラッチが切れていくような感覚ほどはないが、基本はリアブレーキで減速を調整していた。

フロントフォーク41mmが良いのか、他もそうなのかは不明だがフルブレーキでもノーズダイブがかなり穏やかになっている。

制動力もノーズダイブも穏やかで全体的な扱い易いと思った。

WR125Rタイヤ

タイヤサイズ(前/後) 2.75-21 45P (チューブタイプ)/4.10-18 59P (チューブタイプ)

タイヤ自体はブロックタイヤ。

特にフロントは、実際のトレッド幅75〜85mm 前後になる。

ということは幅的には体感で言うと冬場縦溝に引っかかるかもしれない。リアタイヤは幅100あるので引っ掛かりがあるかの瀬戸際。

ブロックタイヤなので幅が80とはどうも思えないが、このタイヤのサイズ感がとにかく125ccとは思えないクラスオーバー感を演出してくれている。

WR125R機能

ヘルメットホルダー

 

標準で装備されているのはなかなかいい。

WR125R収納力

ツールボックス

 

ほぼあけることはないと思うが、書類入れが横にある。

WR125Rメーターパネル

夜間になると白色に光る。Y-connect搭載モデルで、デジタルメーターの視認性はかなり良かった。

多彩な情報を表示するモノクロ液晶ディスプレイを採用。速度計/タコメーターのほか、オドメーター、トリップメーター、燃料計および瞬間/平均燃費表示、時計、ギアインジケーター、VVA作動インジケーターなどをコンパクトにレイアウト。

WR125Rミラー

やや小さい気もした。おそらくだがNMAXと共通のミラーを使用している。

WR125R灯火類

方向指示器はバルブ。ヘッドライトはLED。ポジションランプはハロゲンランプ。テールライトはLED。

WR125R総合評価

1日たって思い返すとお尻が痛い。というのがやっぱり残るものの、車体としての完成度は非常に高いと思う。

元々オフロードに慣れている方はお尻が痛いとか感じないのかもしれないので、ファミリーパック特約で乗れるサブとしてよさそう。

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