PCX125とNMAX125の2025年版の乗ってみた、見てみた感想と比較

バイク比較

PCX125とNMAX125 2025の比較

PCXは実際に乗ってきました。

NMAXに関してはモーターサイクルショーで155ccですが確認してきました。

NMAXは155と125では電子制御で少し違いなどありますが、外観はほぼ同じです。また、シート高は同じでしたので足つきは私の感想も参考になるんじゃないかと思います。

価格

  • PCX125メーカー希望小売価格 379,500円 (消費税抜本体価格 345,000円)
  • NMAX125 NMAX ABS 389,400円 [消費税10%含む] (本体価格 354,000円)

1万円も価格差がありません。今年のモデルで単純比較した場合は「1万円以下の価格差」ですが、両車種とも過去の金額と比較した場合は

  • PCX
    • 価格上昇の割には変更「小」
  • NMAX
    • 価格上昇に見合ってない変更「大」

となっています。特にNMAXに関してはここ最近のYAMAHAの価格上げ幅に関しての変更点の少なさが印象的でしたが、大胆にモデルチェンジに乗り出したにもかかわらず9900円の価格上昇でした。

メーター

PCX

メーター周りは年々進化しましたが、JF81の時点でほぼ完成形になりました。海外で発表されたモデルではメーター変更がありましたが日本版は一番下の画像が2025年モデルでメーター変更なし。

元々シンメトリーのメーターは最初からですが、ずっと見やすい印象です。それが、炎天下の太陽の下でもトンネルの中でも変わらないのがPCXクオリティです。

NMAX

NMAXは1代目~3代目になるにかけてどんどん進化しました。といってもメーターの形状が変わったイコール見やすいとは限りません。

初期型はPCXと同じで丸形メーターでした。これはPCX、NMAXどちらにも言えることですが文字が小さいので見ずらい。時刻が表示されてますが免許更新の時の視力検査みたいな小ささ。

この時刻表示は視力検査してきてます。

2代目は滋賀県の彦根まで行ったときに、ありえないくらい猛暑で上着を被せないとメーターに文字表示が確認できませんでした。

3代目は、昨年XMAXと共通と思われます。この確認表示がウザイです。毎回ボタンを押さないと次の画面に映らないので、いらんだろってブツブツ言いながらXMAXでツーリングしてました。となると…

今年のXMAXからは明るさがさらに向上し、メーター自体の変更もアリ視認性が向上してそうでしたがNMAXは嫌な予感してます。

タイヤ

PCX

タイヤ 110/70-14M/C 50P
130/70-13M/C 63P

 

IRCのタイヤを履いてました。

NMAX

タイヤサイズ(前/後) 110/70-13M/C 48P(チューブレス)/130/70-13M/C 63P(チューブレス)

NMAXだけフロントが13インチなんですよね。

乗った感想

PCX

全長(mm) 1,935
全幅(mm) 740
全高(mm) 1,125
軸距(mm) 1,315
最低地上高(mm) 135

NMAX

全長/全幅/全高 1,935mm/740mm/1,200mm
シート高 770mm
軸間距離 1,340mm
最低地上高 125mm

完結に言うとPCXの方がよりビクスクに近くなった。というのが私の第一印象です。

私が乗っていたビクスクもそうですが、フロントトラベル量が少ないのでフロントサスペンションが動くようなイメージがなく、コーナーを曲がる時も小さいボートが旋回するようなイメージ。

NMAXの方がフロントトラベル量が11mm長く、路面追従性が良かったと思えました。ただ、PCXとNMAXに関しては125cc帯で他の車種と1:1で比較していくと路面追従性が悪いわけではないですよ。足回りがより柔らかいのが「PCX」硬いのが「NMAX」といった印象。

フロントタイヤが小さい分、街乗りだとNMAXの方が小回り効く印象があります。ですが、これは幹線道路だとPCXの方が安定しているのが私の印象。まぁ小さい違いです。高速に乗れる軽計二輪のPCX、NMAXでないのでそこまで気にしなくてもいいのかも。

シート高

PCX

女性、低身長の方、常に足つきを気にされる方はPCXの方が「よりオススメ」になりました。

理由は単純明快で、NMAXの方が足つきが悪くなったからです。あくまで私の感覚になります。数値上もPCXの方がシート高は低いです。

NMAX

NMAXはシートも相当進化したなと…2代目のシートはバッサリ「好きではない」と言えましたが、3代目はかなり良い。ロングツーリングにも向いてそうな肉厚感と柔らかさ、PCXの方がまだ硬いかな。NMAXの方が若干柔らかい気も。

ですが、このシート結構横幅広くなったのでシート高の数値以上に足つきが悪くなった気がしました。これはXMAXのモデルチェンジの時もそうでしたね。

私は身長182cmありますが、それでも踵浮きました。XMAXとの足つきの差が逆に埋まったかもしれません。あくまでNMAX155ベースのお話ですが、シート高は同じ数値になってます。

収納

PCX

ハンドル下右側は収納スペースなし。

ハンドル下左側には、インナーポケットあり。

開閉式になっており、ペットボトル500-600ml程度がすっぽり収まる大きさ。TypeC充電もここにあります。

何といっても注目すべき箇所はシート下でしょう。数少ないSHOEI Z-8 XLサイズがシート下に収まる深さを保ちつつも横幅、縦幅も広い。容量以上に毎日使うなら便利さを実感できるシート下です。

今年のモデルから

  • 街乗りなら「PCX」
  • ツーリングなら「NMAX」

そんな印象がより125cc帯でも別れた気がします。今までだとPCXの後追いって感じでしたが、コンセプトが今年から分岐したような。

NMAX

インナーポケットは左右に分かれています。シート下が小さいNMAXですがこのインナーポケットは素直に良いですね。

シート下はヘルメットを持ち合わせてなかったのでモーターサイクルショーで入れてませんが、ギリギリジェットヘルメットが入るくらいなのでシート下積載は期待薄ですね。

外観

PCX

NMAX

デザインは好みなのでどっちか優劣付くものでもない気もしますが、実物を見る限り私はNMAXの方がカッコよかったです。まぁモーターサイクルショー用なのでカスタムされていたのも少なからず理由の1つになっている気もしますが。

エンジン

PCX

エンジン型式 JK05E KF47E
エンジン種類 水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
総排気量(cm³) 124 156
内径×行程(mm) 53.5×55.5 60.0×55.5
圧縮比 11.5 12.0
最高出力(kW[PS]/rpm) 9.2[12.5]/8,750 12[15.8]/8,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 12[1.2]/6,500 15[1.5]/6,500

左側がPCX125です。

NMAX

原動機種類 水冷・4ストローク・SOHC・4バルブ
気筒数配列 単気筒
総排気量 124cm3
内径×行程 52.0mm×58.7mm
圧縮比 11.2:1
最高出力 9.0kW(12PS)/8,000r/min
最大トルク 11N・m(1.1kgf・m)/6,000r/min

数値上はPCXの方が高いです。ですが…といつも言うところですが今年のPCX125 2025は何か知りませんが傾斜のある有料道路で90キロ以降から加速していった。夢を見てました⁉ハッ

ただ、走っている最中はPCXは静かですがNMAXは3代目こそ走らせていませんが、音は大きいでしょう。また、NMAXはVVA搭載でエンジン回転数に応じてローカム、ハイカムが切り替わります。

コレのおかげか、コレのせいなのか…とにかく音が変化して面白いのでNMAXは高回転にしがち..

燃費

それに伴ってPCXの燃費

燃料消費率*1
(km/L)
国土交通省届出値:
定地燃費値*2
(km/h)
55.0(60)〈2名乗車時〉 53.5(60)〈2名乗車時〉
WMTCモード値
(クラス)*3
47.7(クラス 1)〈1名乗車時〉 44.9(クラス 2-1)〈1名乗車時〉

 

NMAXの燃費

燃料消費率*1 国土交通省届出値
定地燃費値*2
51.7km/L(60km/h) 2名乗車時
WMTCモード値 *3 49.1km/L(クラス1) 1名乗車時

カタログ以上に差が開くんじゃないかなと私は思ってます。

ツーリング中はPCXは音も静かで景色にいつも目が行きますので、バイク好きの私でもドーパミンよりセロトニンの方が出てるんじゃないかなぁと思います。なんかほんわかした気分で乗るんですよね。いつもPCX寝ると「眠たい」とレビューする理由の1つカモ。

一方NMAXは音もぶおーーーん。となりますし、VVAで切り替わるとまた変化がありますし、セロトニンよりドーパミンでがちなバイクです。

ブレーキ

PCX

  • フロントのみABS
  • フロント 2POT
  • リア 1POT

油圧式ディスクブレーキです。

NMAX

  • フロント 1POT
  • リア 1POT
  • 前後ABS

油圧式ディスクブレーキ採用です。

ABSが前後ついているのはNMAX、キャリパー2POTをフロントで採用しているのがPCXです。125ccクラスなので2POTにするとメンテが面倒という声もあるため何とも言えませんが..

NMAXもPCXも速度が出るので制動距離は気になりますが、前代までだとそんな体感の差がないんですよねぇ。

ですが、PCXは今年のモデルブレーキレバーのタッチ感が台湾スクーターのフラッグシップモデルみたいに「カチッ」としていました。

125ccっていうとブレーキレバーの遊びが大きくてビヨンビヨンのレバーが多いですが珍しいですね。

まとめ

今年のモデルから大きくコンセプトチェンジをしたので分岐点に立っている気もします。

PCXは以前のまま街乗りラグジュアリーモデルですが、NMAXは1台持ちならコレじゃん。といったようなオールラウンドで活躍できるような車体になりました。

加速感や最高速が気になるところですが、合流してみた感じなどNMAXを実際に乗ってみてまだまだレビューしたいところです。

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