結論:VTECに7万円の価値を感じる方は155がおすすめ
どうもトッサンです。今回はNMAX125と155どちらも乗ってきましたので、どちらが良いのか?についてです。
乗った順番としては、NMAX155に乗ってから125ccに乗りました。
[related_catalog_by_tag]そして数値的な違いは以下の通りです。
項目 | NMAX 125 (2025年モデル) | NMAX 155 (2025年モデル) |
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発売日 | 2025年4月14日 | 2025年3月21日 |
価格(税込、ABSモデル) | 389,400円(本体354,000円) | 459,800円(本体418,000円) |
エンジン | 水冷4ストローク SOHC 4バルブ 124cc BLUE CORE(VVA搭載、新排出ガス規制対応、油圧式カムテンショナー採用) | 水冷4ストローク SOHC 4バルブ 155cc BLUE CORE(VVA搭載、ローラーロッカーアーム、鍛造ピストン) |
最高出力 | 9.0kW (12.2PS) / 8,000rpm(推定、VVAによる高回転レスポンス向上) | 11.0kW (15.0PS) / 8,000rpm |
最大トルク | 11.2Nm / 6,000rpm(推定) | 14.0Nm / 6,500rpm(推定) |
トランスミッション | Vベルト式オートマチック(CVT) | 電子制御CVT「YECVT」(シフトダウン・走行モード(T/Sモード)対応、MTライクな操作性) |
燃費(定地走行) | 約46.0km/L(WMTCモード値参考) | 約46.4km/L(WMTCモード値参考) |
寸法 (全長×全幅×全高) | 1,935mm × 740mm × 1,200mm | 1,935mm × 740mm × 1,200mm |
ホイールベース | 1,340mm | 1,340mm |
シート高 | 770mm | 770mm |
車両重量 (乾燥) | 132kg | 135kg |
燃料タンク容量 | 7.1L | 7.1L |
最低地上高 | 125mm | 125mm |
ブレーキ | 前後ディスク(ABS標準) | 前後ディスク(ABS標準) |
サスペンション | 前後最適化セッティング(乗り心地・ギャップ吸収性向上) | 前後最適化セッティング(剛性感向上、リアストローク5mm延長) |
メーター | 新デザインLCD(スマホ連携機能) | 新デザインLCD(スマホ連携、Garminアプリ対応ナビ表示可能) |
灯火類 | LED(プロジェクター式ヘッドライト、ウインカー・テール含む) | LED(同左、フラッシャーLED化、”NMAX”モチーフデザイン) |
その他特徴 | – 新排出ガス規制対応 – スタイリング刷新(エッジーなスポーツデザイン) – メットイン容量:約23L – 製造国:インドネシア | – YECVTによる加速・高速安定性向上 – スタイリング刷新(同左、”Prestige X Fun Tech”コンセプト) – メットイン容量:約24L – 高速道路走行可能 – 製造国:インドネシア |
そうです。ほとんど変わりないと言って良いほどカタログでの変化はありません。実際に乗ってみても、跨るだけだとどっちにまたがっているか分からないでしょう。まぁそりゃそうなんですが…
個人的にはNMAX同士で比べると125ccでも良いかなぁ..なんて思いましたが、1台持ちしかできない場合などでビクスクとも迷ってるよ。って方は155も良い選択肢です。
NMAX125と155の違い①:メーター
NMAX155
NMAX125
率直に言いますと、このデジタルメーターはそもそも見ずらいです。見ずらい中でもNMAX125の方がまだ見やすかったです。画像で見てもわかる通り、やはり反射しまくってます。
HONDAのデジタルメーターは明るくて反射もしないので見やすいんですよねぇ…
TFTディスプレイとLCDディスプレイは、それぞれ輝度を変更し、見やすい角度に調整しています。今回、外装を刷新し、フロント周りが少し立ち気味になっているため、そのままディスプレイ角度を合わせると太陽光が映り込んでしまいライダーからは見えにくくなってしまうんです。ライダーが見やすいように微妙な角度調整もしっかりやっているんです。
スタイルと走りの良さにいっそう磨きを掛けた「NMAX/NMAX155」で、日常の移動をもっと楽しみませんか? - ヤマハ バイク ブログ|ヤマハ発動機株式会社
インタビューではこう語られていましたが、見ずらいです。
NMAX125と155の違い②:YECVT
一番の違いは大きくこの2つでした。YECVTがついているかどうか、そしてメーターの違いです。
メーターは微々たるもので、実際に乗るとわかるのはYECVTがやはり一番の違いです。
YECVTに加えて、155cにはT/Sモードとモード選択もあります。このモードに関しては、カッコよくモードなんて書いてますが要は「回転数を抑えめにして走る/高めにして走る」この2択ができるということです。
ですが、スクーターという車体の性質上自分で回転数を上げ下げ選択することは本来できません。自動変速ですがそこを自分で操作できるという楽しみはあります。
YECVTに一番最適な排気量帯は155cc
例えば、XMAXのような250ccクラスのスクーターって、高回転までエンジンを回すと簡単に必要以上の速度域まで入ってしまいます。
日常的に一般道で使う速度域を考えた場合、エンジン回転数のコントロールを一番楽しめるのは、NMAX155の排気量カテゴリーなんですよ。 スタイルと走りの良さにいっそう磨きを掛けた「NMAX/NMAX155」で、日常の移動をもっと楽しみませんか? - ヤマハ バイク ブログ|ヤマハ発動機株式会社
YAMAHAの公式サイトのインタビューでも語られていますが、まさにその通りでした。NMAX125はYECVTを搭載するとこれは高速道路、自動車専用道路を走れないのですぐに警察のお世話になります。
かと言っても250cc以上でこれをやってしまうとそもそもそんな回転数回す前に速度出てるよね。ってことでYECVTの回転数を上げることで得られるリニアな加速感が体感できないので、YECVTの存在意義が薄れる気がしました。
期待できる点
電子制御ですが、やはりなんといっても面白さでしょう。まぁとにかく楽しかったです。今販売されているスクーターの中でも一つ頭抜けてるイメージ。
やはりなんといっても、高速走行時は楽しくて、マイクを音割れさせました。
面白さだけではなく、最高速自体は250cc帯には負けますが、同排気量帯で比べても高速走行での90km/h走行時の余裕感があるのでビクスクは大きくて置く場所がないが、125㏄だと高速に乗れないという場合には良い選択肢だと思いました。
リニアな加速感こそ真骨頂
通常走行している時にスロットルを急開すると、「Tモード」は、なだらかに加速するのに対し、「Sモード」は、鋭くエンジン回転数を立ち上げて一気に加速していくのです。
ただのモード選択ではありますが、この一気に加速というのが同排気量のスクーターと比べても頭1つ抜けてる部分。ただ、スロットルをガバっと開けても体感しずらい部分なので、楽しさにつながる部分でした。
心配な点
NMAX125には電子制御が付いていませんが、それがメリットだとも感じています。というのも、これだけ高回転で回すNMAX155の耐久性と電子制御の壊れやすさはやはり未知数です。
このNMAX125のブルーコアエンジンに関しては前モデルから踏襲しているので、安定感、安心感においてはこちらでも良いのかなと。
NMAX買うならどっち?
NMAX155は同排気量もしくは、ビクスクほど大きいスクーターは持ちたくないと思っている層にも刺さるスクーターで、カテゴリーを超えた魅力を持っています。
バイクは面白さ!って考える方だとNMAX155の方が長く乗ってても飽きないと思いました。
私ならどっち買う?
どっちも乗った結果ですが、私ならNMAX125の方が良いと思いました。
といってもNMAX155が悪い、不満点があるというわけではなくYECVTに7万円はちょっと高いかな。と思ったからです。
5万円の違いならかなり悩む、3万円なら155ccの方を買うかなぁといった感じですかね。この金銭感覚的な部分は人によって違うと思いますので、あくまで私目線でしかありませんが…
私事ですが今ではガレージの中にバイクを入れられますので、これならマニュアルトランスミッション車とNMAX125を2つ持ちした方がいいかな…なんて思いました。
私が初めてEclutchの機能を聞いたときにこれならスクーターでええやん。と思ったのと同じで、NMAXのYECVTはこれならマニュアルトランスミッションでええやん。となるのが一番の問題点なのかも。
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